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内容説明
多年、聖地巡礼を実践してきた内田樹と釈徹宗が、3名の碩学と争った聖地論争。
脳科学、歴史学、宗教人類学の視点から「日本人と聖地」の関係性を探る!
◎内容
第I部 VS茂木健一郎
「日本人における聖地とは?」
第II部 VS高島幸次
「大阪の霊的復興」
第III部 VS植島啓司
「日本の聖地の痕跡」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Tenouji
16
相変わらず、面白い本だなぁ。聖地は卑俗でバランスをとらないといけないんだね…そっか、高尚な事を言うだけではダメなんだw。高島幸次氏の大阪の霊的復興も面白かった。昔は、大阪城の場所に生國魂神社があったんだね。そして、山の民も水辺を移動する人たちの系譜なんだ。2019/04/20
かん
8
それぞれの専門知識の話としてはとても興味深い話は多かったけど、正直聖地についてはあまりまとまりがない印象が^^;対談形式の本なので聖地について詳しく、というよりはそれぞれの専門分野の人達が聖地についての話から派生してとりとめもなく宗教や脳科学、仏教について語り合う。という本でした。2019/07/31
amanon
6
このシリーズ、ノーチェックだったことを軽く後悔。聖地というテーマに何となし食指が動かなかったのだけれど、クリスチャンという立場からしても、このテーマは実に色々と示唆を与えてくれるということに新鮮な驚きを覚える。何より、聖地が常に俗と隣あっているということ、またそれが時として荒ぶる力を持った危険性を持ち合わせているという指摘には目から鱗。それから、歴史学者高島幸次による都構想批判には溜飲が下がる思いがした。かねてから橋下の宗教的センスの欠落を問題視していたのだけれど、それは都構想にも表れていたのだな…と。2019/11/30
みーあ
2
★4 上島啓二氏の章の、ダイマクションマップから考察した`人類と文明の起源は東南アジア'説が興味深い。倭人は、南からわたってきて、中国の江南地方、朝鮮半島、日本列島に住み着いた人々。漁労技術が非常に発達した集団。うろや尾のある一族がいて、応神天皇は竜尾があったと信じられていた、入れ墨が海民の伝統で、そのおかげで立サメに襲われずにすむとの記述ありなんて箇所は、なんだろう?ワクワクする。また内田氏の、源平合戦の解釈も面白い。色んな解釈の仕方があるなー。2024/06/16
peko
2
茂木先生との対談がとてもおもしろかったな。こういう風に土地を見るというのが興味深かった。熊野古道行きたくなった。2019/06/22