二見文庫 危険な夜と煌めく朝

著者名：テス・ダイヤモンド/出雲さち

二見書房（2019/05発売）

• ISBN：9784576181103

内容説明

陰謀、裏切り、そして愛――スリリングでホットなロマンティック・サスペンス！

誘拐された少女を救うべく、FBIに復帰した交渉人のマギー。
ジェイクと運命的な出会いを果たすもタイムリミットは刻一刻と迫り……。
2017年ロマンティック・タイムズベストブックアワード大賞受賞（軍事・犯罪サスペンス部門）

マギーには、かつて姉のエリカとともに誘拐され、自分だけが助かるというつらい過去があった。その経験からＦＢＩに入り、優秀な人質交渉人となったものの、シャーウッド・ヒルズ事件で被害者も加害者も救えなかったことからトラウマを抱え、ＦＢＩを去ることになる。そんなおり、元上司から上院議員の一人娘が行方不明になったことを知らされ、協力を依頼される。そこで元陸軍のジェイクと出会い、緊迫した状況のなか、互いに惹かれ合っていくが……。
原題：Dangerous Games

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[あさうみ]

人質をとられ誘拐犯と交渉するマギー。彼女の過去のトラウマとのせめぎあいがまた緊張感を増す。「そんなことしてる場合やないで！」と突っ込みもあるが、総じて手に汗握り、陰謀混ざるスリリングで楽しく読みました。まだ姉の事件の黒幕は闇の中…続き出るといいな。

2018/12/06

[たまきら]

幼い頃姉とともに監禁され、自分だけが逃げ切った過去を持つ凄腕FBI「元」交渉人が主人公です。燃え尽き症候群で辞表を提出した彼女に、仕事を頼む元上司、最初は反発したもののすぐに彼女の能力を認め、素晴らしいパートナーシップを発揮する男子・・・様々な人たちが魅力的に描かれ、悪役も立場の違いを始め思惑が明確に書かれていて面白かった。まだ伏線が解決していないので、ぜひ彼女には姉を奪った犯人を挙げて欲しい！次作が楽しみです。

2019/12/09

[すっちゃん]

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ ガチサスペンスでした。最近ロマサスならぬサスロマばかり。分厚い本の割に読み易く、一気読みでした。ヒロインマギーの気持ちがよく伝わって来て、手に汗握る感じで読了。面白かった。今後が気になる。でも、次は軽いロマンス読みたいな。

2019/03/19

[アカツキ]

姉妹で誘拐され、自分だけ助かったことを後悔している元FBIで交渉人のヒロイン。上院議員の娘が誘拐され、ヒロインは彼女を救うために現場に戻るが、後ろ暗いところのある上院議員は娘よりも保身に走り…。しっかり読ませてくれるサスペンスに、ロマンスが要所要所で効いていて面白かった。温室でのホットシーンは別の意味でもドキドキした。もうちょっと場所を選ぼう。真相解明は次巻以降に持ち越し。

2019/06/20

[あすか]

☆4.5

2019/01/18