内容説明
350年眠り続けていた青年の運命を描いた近未来ファンタジー。
第2弾も数々の問題に巻き込まれる。新世界で青年は真実を探し出せるのか------!?
第七都市アマツカミの神託者として正式に働くことになった紫郎。
市民の不安と要人たちの圧力、それに紫郎は追い詰められながらも、
役割を果たそうとしていた。
自分が無力ゆえに救えない人が生まれる。
紫郎は周りに助けられながらも、少しずつ観測能力という
未知の力を使いこなそうとしていた。
そんな中、世界樹の最初の移送先が決定する。
第二十一都市ロゼット、赤いバラを世界樹とする蒸気と機械にまみれた都市、
紫郎たちは、世界樹の移植が終わるまでの数週間、その都市に滞在すること余儀なくされる。
そして、紫郎はロゼットの神託者を見て驚愕する。
真凛という少女は、前時代の紫郎の悪友ハナダに酷似した容姿をしていたのだった----------。
日向 夏(ひゅうが なつ): 福岡県在住。「薬屋のひとりごと」でデビュー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chunden
4
二巻が出るとは思ってなかったので嬉しい驚き。今回も懐かしい道具立てだけど、うまく処理してる。色々と設定が重なって来たけど、貴重なSF枠なので頑張ってほしい。あと、ラピスは異論なく可愛い!2014/07/02
海老庵
3
タイトルの意味がやっと見えてきたよ。過去と現在の出来事を行き来して最後に収斂する構成は定番だけどなかなかよく出来てた。ラピスも可愛いんだけど、ロリBBAのマリヤがレギュラーとして出てるのが嬉しい。2014/08/03
しぇん
3
二巻出るとは思ってなかったトネリコの王第二巻。相変わらず、結構SF面が濃いですね。展開がしっかりしてる上に文章も硬いので読むのに少し時間がかかってしまいました。色々伏線も残っているのですが、まだ続くんですかね?そして、娘のラピスは相変わらず可愛いです。2014/07/08
黒崎ディートリッヒ
2
未来の世界で目覚め、第七都市アマツカミの<神託者>となった紫郎は、世界樹の移転先、第二十一都市ロゼットへと向かう。だがロゼットの<神託者>マリンは、紫郎の悪友、ハナダにそっくりで?! 未来トリップSF。アマツカミが天神なら、ロゼットはロンドン・・・・ですね?今回は疑似ファンタジーから疑似スチームパンク風の未来都市で、前作同様に印象的。マリンはハナダの(♀)だと一瞬思いかけました。 それから紫郎、男子だからって前作以上に女性を求めすぎで何気にウザいです。ここはちょっと個人的には残念な気がしました。2014/08/20
ともっか
1
面白いには面白いんだけど設定がスッと頭に入ってくれないので読了に時間と気力がいる...なんだろう、そんなに複雑な設定って訳でもなさそうなんだけどな2015/01/26