内容説明
冒険小説の巨匠クライブ・カッスラーの<NUMAファイル>シリーズ再始動!
東大西洋で日本籍の貨物船を海賊が急襲。その狙いは? 恐るべき陰謀が動き出す!
東大西洋のアゾレス諸島へ向けて航海中、NUMA(国立海中海洋機構)のカート・オースチンは黒煙を上げる貨物船を発見。救助に向かうも、襲撃した海賊は逃走し、貨物船は沈没する。事件の真相を探るべく海底に潜ったオースチンの目に飛び込んできたのは多数の船舶と航空機の残骸が散らばる光景だった。これはいったい……この海域にどんな力が働いているのか? 世界中から科学者が調査にやってくるが、オースチンとNUMAの面々は、逃走した海賊とこの船の墓場の陰謀のにおいを嗅ぎとる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
19
感想:★★★★ NUMAファイルシリーズ第9弾! 「パンデミックを阻止せよ」以来、久々のNUMAファイルシリーズです。 今回の舞台は東大西洋上のアゾレス諸島。 プロローグから本編への繋がりは自然で、本編に入って間もなくプロローグの話を絡めてくるあたりも入りやすい。 カート・オースチンとジョー・ザバーラのコンビは相変わらずウイットに富んだ会話が魅力なのですが、今回はちょいと国家間の覇権争いが手枷足枷って感じで窮屈そう。 逆に今まで真面目一辺倒的なスタンスのトラウト夫妻の活躍は見どころ。 2020/08/13
ごいんきょ
12
上巻読了。この作品は読みやすい。2020/04/09
ゆーぼー
9
シェラレオネのジェマ大統領から命令されて、コクランが開発中の兵器の実態は、まだ見えてこない。 CERNのLHCは、パイプ内が真空だから、粒子を光速近くまで加速できるのだが、その粒子を大気中に放出しても、効果には疑問が残る。 ストーリーをどうまとめるのか、下巻で確認しよう。 ところで追っ手から逃れたカークが、サッカー場で観客から絶賛を浴びるという珍事には、爆笑してしまった。2019/05/12
コブタ
4
海に沈められて、その度に命からがら脱出。ほっとする間も無くまたまた沈められてしまう。毎度のパターンなれど、ハラハラしてしまう。サッカーゴールに軽飛行機で飛び込みナイスゴールは作者の息抜きか。下巻に突入。2019/06/19
ナンさん
1
今回の敵は海賊と謎の組織かNUMAシリーズは毎回の様に世界的規模が大きくて素敵♪ 2020/10/17