師匠と弟子 （下）

著者名：高橋葉介

ぶんか社（2019/04発売）

• ISBN：9784821137688

内容説明

『怪奇少年』コミックス未収録作2話掲載!!　奇々怪々な修行に明け暮れる無天に、突然たずねてきた母の口から出生の秘密が語られる――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[眠る山猫屋]

頼もしく育った無天くん。捨てられたと思っていた母との関係は、いつの間にか師匠との生活が優しく補っていた。思わぬ伏線が見事に回収され、最後まで油断がならない。この終わり方は実に高橋葉介さんらしい。

2019/03/13

[なつ]

人の夢の中に入ったり悪意の塊に取り憑かれたり・・・共に暮らすうちに無天にとって敬愛する存在となった師匠。2人の関係は薄々わかってたけど17～19話は涙なくしては読めないです。下巻では出番が少ないけど無明さんも春ちゃんも元気で何より。『怪談少年』の番外編も相変わらずワイワイしてて楽しい。という訳でこっちの続編激しく希望！

2019/03/25

[んぱる]

Kindle Unlimitedで。師匠"無名"と弟子"無天"の関係が明らかになった！と思ったらおやおや？え？結局はどゆこと？と謎が残ったままになりました。そしてこのお話自体が謎の多いまま終わりました。がそれがとても良い！！！私は高橋葉介さんの作風ととても相性が良いのかもしれない、大好き…。今回最初から最後までセリフ無しのお話がありそれがまた良かったです。あとこの巻には「怪談少年」のお話も2話入ってます。師匠と弟子が少し切ない系なので怪談少年の明るさに救われました。

2021/07/25

[コリエル]

近年の高橋作品の中ではかなり好きだなこれ。他者を寄せ付けたがらない師匠が、やけにすんなり無天を引き取り弟子にした背景にも納得。ゲストに手の目が出て来たりしているけど、師匠と魔実也でハードボイルドな絡みなんかも見てみたかったかも。特別読み切りの怪談少年のほうは相変わらずのノリで、高橋先生こういうの好きだよなあと。

2019/03/12

[vaudou]

下巻もおもしろい。怨み、つらみ、ねたみ、欲望が異形のモノに育つ。このように美醜の両極を描くことのできる漫画家が果たして何人いるだろう？「霧の中の家」と「仮面の家」がお気に入り。

2021/05/21