内容説明
データを見極め、正しい数字を読み解ければ、“現在”の立ち位置を見誤ることはないし、未来もかなり正確に予測できる。消費増税から安全保障まで、日本の正しい未来を知りたければ、まずは正しい数字を論拠にすることである。(「はじめに」より抜粋)
【内容例】
2019年はリスクのかなり多い年に/厚労省の統計法違反は前代未聞の不祥事/マスコミが黙殺したIMFレポート/消費増税の影響をゼロにする方法/アベノミクスを台無しにする改正入管法/ふるさと納税を快く思わない人がいる理由/「水道民営化」にまつわる大いなる誤解/「働き方改革関連法」で過労死が増える?/「カジノ法案」というマスコミのレッテル/大阪万博プロジェクトは「超優良物件」だ/人口減少危機論を煽る役所の事情/人口減少よりも深刻なのは老後格差/ダメージを受ける米中、日本は「漁夫の利」も?/ゴーン前日産会長逮捕に絡むアメリカの思惑/黄色信号のともった「中国製造二〇二五」/決裂に終わった第二回目の米朝首脳会談/日本の立ち位置を教える国際会議の集合写真/EUとのEPA締結の本質を知らないマスコミ/アメリカTPP離脱で高まった日本の存在感/国際ルールを次々に破る韓国の非常識……ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Q
20
リミテッド ●負債だけを見て資産を見ない財務危機説は荒唐無稽 ●政府資産673兆円と世界トップクラス ●IMFには財務省出向職員がいる ●JT株を33%財務大臣名義で保有。まともな禁煙対策できない ●少子化で人手不足ではなく景気拡大が理由 ●年金制度は福祉ではなく保険 ●レノボ、ハイアールは人民解放軍出身者多く中国政府との関係深い ●国際条約が一方の司法判決で反故されると国と国との約束の意味がなくなる ●嘘は高くつくという国際常識を韓国に示すべき ▷マスコミが機能していないとよくわかる2020/08/15
奈良 楓
14
勉強にはなったが、題名ほど数字をもとにしてのロジック建てではないように思いました。自身が携わった政策アピールが大前研一さん位に多い。私が支持しない消費税不要論が最初の章に来た時点で、個人的に受け付けなかった点も少しあり。2019/05/19
ミナ
13
きつねとたぬきの化かし合いではなく、きつねとたぬきに化かされ続ける国民という感じでゾッとする。数に強かった日本人が数に弱くなり、数学もできなくなった結果なのか…。2012年民主党の小宮山厚労大臣が省令改正により「3ヶ月の在留資格で国民健康保険に加入できる」ようにしてしまった結果、滞在半年以内に80万円以上の高額医療を受けたケースが1年間に約1600件!ノーベル賞を受賞した本庶教授の研究が開発に繋がったがん治療薬「オプジーボ」は高額な薬だが、こうした高額医療を受けるために留学ビザで来日する人たちがいる。2020/04/04
jj
11
19年刊。元財務官僚、数量経済学者高橋氏。盛り沢山ネタを数値を使用い、論拠立てて解説。データに裏付けられた説明は理解しやすい。IMFネタで日本の人口減少でGDP25%減少。以前このニュースを見たとき、いくら何でも人口減少したとしても、AI技術の浸透などのイノベーションで、今とは違う産業構成となっているはず。GDPが25%減はとても考えられないと漠然と思ったものだが、高橋氏はそれを数値を示して解説。スッキリ理解でき、説得力がある。今後も様々なネタで、情報発信して頂きたい。 2020/04/26
トラ
8
これまでの著者の主張のおさらいといった内容でした。著者とは意見が異なるところもかなりあるのですが(特に自由貿易絶対主義な点)、概ね同意できる内容でした。水道民営化に断固反対でしたが、著者の反論を読んで、もう少し学びたいと感じました。2019/05/23
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