日本ボロ宿紀行2

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日本ボロ宿紀行2

  • 著者名:上明戸聡【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 鉄人社(2019/03発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865371130

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内容説明

懐かしの人情宿で心の洗濯もう一泊!
わざわざ『ボロ宿』を探して旅を続ける著者の人気ブログ文庫化第2弾
新規書き下ろしネタも加えた新編集版!!

★“ボロ宿”は、決して悪口でもなければ、ちゃかしたりする言葉でもありません。
湯治宿、商人宿、駅前旅館、花街の宿、街道筋の旅館、重要文化財級の宿など。
歴史的価値のある古い宿から単なる安い宿まで、
全部ひっくるめ、愛情を込めて“ボロ宿”と呼んでいます。
自分なりに気に入った魅力ある宿という意味なのです。

古い宿には個性があるので、宿に泊まってみるといろんな発見があります。
実際のところ泊まるのを躊躇してしまうほどの本当の
“ボロ宿”は近頃少なく、それなりに快適な宿が多いのが実情です。
しかし、それでもどんなことが起こるかわからないという楽しみがあります。
どんな御主人やおかみさんがいて、どんな出会いがあるのかも予測できません。
結局のところ、そのへんが大きな魅力なのではないかと感じています。

タイトルは“ボロ宿”ですが、ここで紹介している25の宿は、
私が実際に泊まった結果、気に入ったところばかりです。
なかには、さすがに“ボロ宿”とは呼べないだろうと思える旅館もありますが、
すべて魅力的な宿だと自負しています。
(著者:巻頭言より)


■目次

第1章 雪国を旅する
第2章 震災後の東北を巡る旅
第3章 北関東で見つけた貴重宿に泊まる旅
第4章 熱海から小田原へ昭和レトロを求めて
第5章 日本の真ん中で宿三昧
第6章 映画「犬神家の一族」における坂口良子様の足跡を訪ねる信州旅
第7章 町にも宿にもドラマあり
第8章 歴史に思いを馳せる西日本の旅

■著者 上明戸聡
1960年青森県十和田市生まれ。フリーライター。
ビジネス系専門誌を中心に、お固い分野の執筆活動中。
そのかたわら、貧乏くさいもの、古いものが好きな偏屈な性格がわざわいして、いつの頃からかボロ宿に惹かれて各地を回り続ける。
旅のリポートを内容とするブログ「日本ボロ宿紀行」が、2010年から開始された「ライブドア・ブログ奨学金」の受給者に選ばれたことがきっかけで、2011年にブログが書籍化される。
2017年には「日本ボロ宿紀行」が文庫化されブームが再燃。
朝日・毎日など新聞各紙で大きく紹介され、バラエティ番組などへの出演も多数。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

57
第1弾を読んで続編を購入したのに、本書のです・ます調の文章に、小学生の作文のような稚拙さを感じてしまった。「ボロ宿」の定義は難しい。明治・大正・昭和の旅館は、ネットで予約できない宿が多く、絶滅危惧種だ。本書では民宿も紹介されているが、自分的に旅行先の宿に民宿を選ぶことはないな~2020/10/05

あたびー

45
文庫版。今回は温泉が少なくて、さらに共同浴場にはほとんど記載がなかったのでパーッと飛ばし読み。映画「犬神家の一族」に登場した佐久の井出野屋旅館に泊まったくだりは真剣に読んだ。同旅館はこの程経営者高齢化のため売りに出されているが、この当時(2018)から既に廃業を視野に入れていたことがわかった。願わくはこの歴史的価値のある建物をそのまま保存して営業してくれる人の現れんことを祈る。2023/03/02

ホークス

40
古い宿巡りの旅第2弾。ボロではない所もある。滅びゆく風情が好きという事だ。保存された由緒ある建物でも、昔の痕跡が注目もされず残っているとそれが嬉しい。自分だけは記憶しておこうとする時、ほとんど家族を見る感覚になっている。東北の旅は、寒いけれど雪がある方がやっぱり素敵。弘前の石場旅館、横手の尾張屋旅館など、紹介する著者の嬉しさが伝わってくる。首都圏周縁部でも、寄居の山崎屋旅館なんか佇まいに見惚れる。一度栄えた街が静かに寂れゆく姿は、地元の人には申し訳ないが風情がある。ストレス無く読める、自分には気の合う本。2019/08/30

やっちゃん

19
自分も旅好きだけど「電車で宿とって近所で一杯」ってスタイルはまずやらないので興味深い。ただブログが大元なので写真減らして文章がそのままだとどうしても伝わりにくい。ネットで読んだほうが面白いし宿の良さも伝わると思う。キン肉ハウスにも是非。2023/04/19

こぺたろう

17
1巻に続いて、2巻を読了。著者は出張先にある"ボロ宿"を探して宿泊、併せて観光や食事も楽しまれています。この方は温泉がマストという訳ではなさそうですが、昔、僕も温泉を求め、出張先で似たようなことをしていたので大いに共感。特に今年は県外出張もないので、こういう話を羨ましく思いつつ、読み終えました。2020/08/14

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