文春新書<br> 平成の通信簿 106のデータでみる30年

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文春新書
平成の通信簿 106のデータでみる30年

  • 著者名:吉野太喜【著】
  • 価格 ¥1,018(本体¥926)
  • 文藝春秋(2019/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166612017

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内容説明

平成元年。消費税が施行され、衛星放送が始まり、日経平均株価は史上最高値をつけた。それから30年、日本はどれくらい変わったのか? 家計、医療費、海外旅行、体格など様々なアングルからこの30年間の推移を調査。平成日本のありのままを浮き彫りにする。

【データが映す、ありのままの日本】
・一人あたりGDPは世界第2位から25位へ
・外国人流入数はOECD第4位
・こづかいは約7割ダウン
・「ものづくり」から「投資」で儲ける国へ
・日本人は移動しなくなった?
・時価総額ランキング 日本企業はどこに消えた?
・農業は衰退から効率化へ
・ボール投げ、反復横とび、50m走、記録が伸びたのは?
・平均寿命は5年伸びた
・女性の細さは世界第2位
・世界的にも珍しい「低所得層の貧困化」
・時間の使い方も変わった 他

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

レモン

46
様々な統計データで平成の30年を見ていくという趣旨。上位にある方が好ましい統計のうち、ほとんどのデータで日本が下位になっている残念な実態。最近日本の問題点にばかりフォーカスを当てた本ばかり読んでいたので、きっと良い部分はどこかにあるはずなのに、触れられていないのが残念。1〜2割くらいは良いところに触れていてもいいのに。時間の使い方の統計で、ほどよい時間調査が目新しかった。2022/07/16

こも 零細企業営業

22
平成は貧乏人がより貧乏になり。 相対的貧困が絶対的貧困になって来た。 それは1人あたりGDPが2位から25位へ転落してるところからもわかる。 雇用が不安定になり、労働生産性は1時間あたり47ドル。(サービス残業を加算したらもっと下がる。) アメリカ、ドイツでは1時間あたり70ドル。 エネルギーは化石燃料から自然エネルギーへ転換されて来ており、太陽光は意外にも世界で4位の普及率だった。 医療の負担が大きくなったのは、高齢者が増えたからでは無く、医療費の単価が上がっているかららしい。 日本は生きづらくなってる2019/12/04

魚京童!

19
世界を見ると大きくて考えられない。日本だけ見てればいいんじゃない?鎖国しよう。世界には関心を払わない。でも入手できないものがいっぱいあるからそれが問題だ。ムラ単位で自立できても、クニ単位になると身動きができない。人口は重要だ。国を守ろう。先制攻撃をしよう。世界をニホンにしよう。そうすれば解決だ。2022/07/11

ジュール

9
思いのほか、良書。平成の30年間に変わったこと、変わらなかったことを豊富なデータと適切な解説で示している。先日読んだFactfullnessをほうふつさせる。特に、世界の中で日本のポジションが沈んでいったことが改めてわかる。世界は大きく変わったが、日本は変われていない。でも同時に世の中、よくなっていることも示されており、マスコミの問題報道ではなく、冷静に事実を知るのが大事。2019/07/18

T.Matsumoto

6
筆者は同世代。小学生から続いたこの平成を懐かしく思い出しました。まえがきにあるようにFACTFULNESSと同じ視点ですが、より身近な事例ばかりですから、実感しやすい気づきもそれだけ多くあります。何より、柔らかめに示唆された結論は、こういう統計読む際に大事になるんですが、私には、エネルギー、漁業、医療なんかは印象的な項目でした。所得なんかは有名ですが、税金の影響もコメント欲しかったです。続編期待しております。2019/05/11

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