内容説明
「記憶を取り戻すか、ある人間の縁を結ぶ。縁を結ぶのは花びらみたいな――」ある雨の日、少女が足を滑らせて階段から落ちた。少女の前に現れた死神は、自分の身体に戻るために条件を出した。誰にも見えない透明の存在になった少女だが、偶然出会った少年だけは、なぜか少女のことが見えた。二人で少女が誰なのかを探っていたある日、少年の胸元に花びらみたいな痣があることがわかる――孤独な少女が見つけた希望。まさかのラストに、涙が止まらない!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
40
【Kindle】多感な10代の若者はときにものすごく生きづらいものなのね、おばちゃんになったら笑い飛ばせちゃうようになったりするのにね😅添島くんがなんであんなに病んでたのか私には理解できなかったですが、最後にはみんな幸せになるならいいかな!2021/11/22
香堂満月
9
いい意味でだいたい想像していた通りの話だった。死神が縁結びっていいな。自分を出すって恥ずかしいし、勇気もいることだろうけどそれでも必要なんだろうなって思えた。おれにも良縁降ってこないかな〜(笑)2019/01/05
みどり
6
ほっこりと、しんみり、が混ざったお話。 典型的な"a boy meets a girl"のお話ではあるけれど、そこに死神が絡んできて、ラストがとてもいい。 死神が、寿命はまだ先のはずなのに、「死にたがり」を先に連れていきたがる、というのもなんか納得。それは個人(個死神?)の性格みたいだけれども。2021/07/06
ぬりかべ
5
いるのかいないのか、存在感を消した女子高生がこの世から消えたいと思ったところから物語が始まります。 難しい伏線もなく、軽い感じで読み進められると思います。 この手のネガティブヒロインは実は美少女でした、というオチはよく聞くけどこの小説では触れられていないね。そこは主題ではないんでしょう。 時間の使い方が良かったね 2019/02/21
ツバサ
5
普通。良くも悪くもなく、スラスラ読めた。2018/11/17
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