内容説明
人気教授が伝える「時代に流されない思考」。
受験勉強中のみなさん、もしくは学び直しを考えているみなさん。
疑問や不満を解消するヒントがきっとこの本にあります!
例えば、大学生活で手に入れられるいちばん大切なものとは。
例えば、就職するために、なぜ学術研究の訓練を受ける必要があるのか。
著者は言います。
学問は「社会で働くため」というより「よく生きるため」、
あるいは同意で「よく死ぬため」に必要であり、(中略)
迷うことを正面から受けとめることができ、
その迷いのありのままを抱きながら生きていくために、
人には学問が(あるいは学問精神が)どうしても必要なのです、 と。
現在の大学が抱える問題点にも触れ、
著者が始めた「学問」を大学に取り戻すための新しい試みの数々について、
内容を紹介していきます。
著者自身は京大エグゼクティブ・リーダーシップ・プログラムでも講義を持ち、
大学内にとどまらない発信を続け、メディアの注目を集めています。
「学問」の神様から、読者のみなさまへ手紙が届いたら、
こんな内容になるに違いない!!という内容です。
読み返すたびに、新しい気づきが得られます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ayakankoku
11
うーん、全体的に自身には響く内容ではなかった。残念。2019/12/12
Chicken Book
7
○大学でのあらゆる学びは、問いに学ぶことであり、それは普遍を通じて、自分が囚われている思考の殻に気づくことで本当の自分を知ろうと自分自身を振り返ることに尽きる○たかだか数十年、自分の人生を生きなくてどうしますか。幸せとは自分を生きるということに尽きるのです。2021/08/03
海燕
7
「学問とは何か」について哲学的に考える。表紙のイラストにひかれて、学び方の手ほどきを期待して読むとちょっと違う。世間の多くの学者は、専門の研究に忙しくて著者のような問いを持つことはあまりないのかもしれない。大学での学びは、情報や知識を得ることでなく「結局のところ、何について考えているのか」ということに自覚的になることが大切だ、と。気になったフレーズは「人のせいにできることは何一つない。不平、不満を言うのはおかしい。一体、あなたは誰の人生を送っているのか。自分でしょ」。昔の学者の言葉らしい。2021/03/22
hozuki
5
大学は学問(問に学ぶ)をするところ。自分が興味・関心のある分野から出発し、なぜこれを突き詰めるのか、という根源的な問に行き着く。(これは自分を知ろうとする行為)→自分の存在を考えること。→自分=人類・生物・地球・宇宙まで広がる虚無に行き着くのではないか。この絶対不可知に対峙することが生き様で学問ではないか。そこには"あぁ"という感動・恍惚・無力感、諦めのような畏怖、尊敬がある。その部分が触れそうなほど近づきたいという願望は、人間の(もしくは私の)性なんじゃないかと思えてくる。2019/07/05
Hachi_bee
4
@OKETA 氏の紹介で読んだ @ikiikilab 氏の近著。 「全分野交流会」ってメッチャクチャ面白そうです。 学問についてワクワクさせてくれます。頑張ろう!2019/05/15
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