光文社キャラクター文庫<br> 古着屋紅堂 よろづ相談承ります

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光文社キャラクター文庫
古着屋紅堂 よろづ相談承ります

  • 著者名:玖神サエ
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 光文社(2019/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334778231

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内容説明

古着屋紅堂に、婚家先の大店から身一つで離縁された葉(よう)という女がやって来た。店主の新見真白(にいみましろ)は事情を汲み、着物の代金代わりに数珠を受け取るが、そこから九条實親(くじょうさねちか)と名乗る直衣姿の公達が! 陰陽師によって数珠に住まう身となり、この世のものならぬ黒い怨念から、持ち主である彼女を守っていたのだという。成り行きで悪霊退治を請け合った真白だったが――。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっしー

25
古着屋さんを営む真白がお金の代わりに受け取った数珠、そこにはまさかの公家が憑いていて禍を祓ってくれるのだとか…。急に化物退治という非日常に巻き込まれた割に、それを普通に受け入れて解決へと動く真白は天性のお人好しなのでしょうね。事件の真相に関してはスッキリ…とは言い難い物でしたが、時代を考えると仕方がない結末でもあったのかな…。2人の活躍はまだまだ続くようなので、続編も楽しみです。2024/12/20

那由多

21
数珠に宿ったお公家さん賽親と古着屋主人の真白が、離縁されたお葉に取り憑いた悪しきものを退治する。大店の若旦那の「愛してた」は身勝手で、愛してるのは自分だけだろと腹が立った。それでも、幸せだ、いい人だと言う小春さんを愚かとは言えない。酷い目にあっても人を許せるお葉さんとの対比が、幸と不幸の境目だったのかな。2019/11/24

Moca

19
時代物語。しかも、妖怪変化の話なので面白かったです。古着屋だから、古着の着物を売る話だけかと思いきや、陰陽師的な?ことをする話だった。まあ、直衣を着た男が確か、陰陽師。時代設定的には、遊郭も出てくるので、江戸時代の設定なのである。2020/03/24

にゃうぴょん

17
面白かったです。古着屋の真白と代金代わりに受け取った数珠に住まう公達九条實親の悪霊退治のお話です。あっさりと實親の存在を受け入れ悪霊退治に乗り出す真白と實親のコンビの活躍をもっと見たいので続きが楽しみです。2020/07/31

sunzyu

9
古着屋紅堂の主・新見真白と幼馴染・蔦が店番をしている所に大店「蔵屋」から離縁された葉が訪ねてくる。支払いの際、白く濁った造りの良い念珠を出され困惑したが葉の事情を聞き、了承した真白。その後習慣の参拝に行き手水舎で念珠を洗うとある事情で念珠の持ち主を守護する公達・九条實親が出てきた。葉を守って穢れを受けて動けなかった事情を聞いた真白は「蔵屋」の悪霊退治に乗り出す。ライトで面白い話だった。本編の後には葉の話と小坊主・信如の話があった。この二人の話があったのには少し驚いたが、本編で二人の在り方に納得する。 2020/05/20

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