内容説明
人や生き方を独自の視点で描いたエッセイ集。
“昭和最後の無頼派”といわれた色川武大が人生のさまざまな局面で得た人生訓の数々を縦横無尽に綴った最後のエッセイ集。
川上宗薫や深沢七郎、フランシス・ベーコンから井上陽水までもが採り上げられ、ほかに、戦争が残した痛ましい傷痕からあぶり出された人生観や犯罪者に同化する複雑怪奇な心情などが精緻に綴られる。
既成の文学通念に縛られることのなかった著者ならではの直感や洞察、そして卓抜した表現で読む者を色川ワールドに引き込む珠玉の47編!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
19
本の雑誌でも大絶賛されていた、小学館P+D BOOKSを初めて買いました。阿佐田哲也=色川武大さんの生前のエッセイをまとめたものです。私は中学校時代に、麻雀小説の方から入って、伝説の雀士くらいの認識しか無かったのですが、本業の文学でも素晴らしい実績を残してます。笑芸人に関しても詳しく、小林信彦さんにエールを送っておられたり、井上陽水さんとも親しかったり、交友関係も広く修羅場をくぐり抜けただけに、人間の弱さに敏感でその事が書くものにも奥行を与えております。文壇の仲間の内輪話が何よりも興味深かったです。2021/10/17
halow
1
これはすごいな2025/06/23
ぬう
0
色川武大だった2023/11/27
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