内容説明
「やすらぎの郷」、「北の国から」、「前略おふくろ様」……テレビドラマ界に数々の金字塔を打ち立てた巨人、脚本家・倉本聰が83歳で書き上げた最新作「やすらぎの刻~道」まですべてを語り尽くす。大河ドラマ降板の真相は? あの大物俳優たちとの関係は? テレビ局内の生々しいエピソード、骨太なドラマ論、人生観――愛弟子だからこそ聞き出せた破天荒な15の「遺言」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジュースの素
6
私はテレビを最近は特に見ないのだが、過去より印象に残るドラマはほとんど倉本聰のものだ。心に沁みる筋と「人間」を描いた内容。プロデューサーの碓井氏との何回にも渡る長期のインタビューをまとめた本で、今年2月に発行された。業界同志の対話なのでどうしても中身がそれっぽいが、あの倉本氏と言えども一筋では行かない事が多い。東大の同期や西武の堤さんなど人脈を上手く利用した事も何度か。今の薄っぺらなドラマの批判も勿論だがたけしも嫌いだと言い放つ。倉本氏の言動は重くて素に帰れる。2019/09/22
ひやしなむる
5
昔、付けっ放しのテレビから「風のガーデン」が流れた。美しい庭園、そこに隠れるように暮らす少年、それを見守る姉、少年に正体を明かさない(少年からは天使と思われている)父親。その少年と父親がピアノとチェロの演奏で心を通わせるシーンが印象的だったのだけど、いかんせんうろ覚えなので間違ってたら失礼。その脚本家か!と読んでみた。テレビ業界ということやジェネレーションの差か、全然私の住む世界と違う!スケールが違う!と興味深く読みました。誰々が嫌いとか誰々を使ったのは失敗だったとか、はっきり言っちゃってるのも新鮮。2019/08/13
はしむん
5
ドラマへの想いや怒りをインタビュー形式で綴る。それぞれのドラマの裏話や役者への考え方がわかる2019/03/02
まかあい
4
富良野近辺で育ったのに「北の国から」しか観ていません。富良野を舞台にした、他の作品は、私が進学し、テレビドラマを全く観ない生活になったため。 「北の国から」は、私と純が同い年なのがわかって親近感が芽生えたことと、あの頃国鉄(まだJRではない?)富良野線の車輌をまるまる1両借りきって行っていた撮影に乗り合わせたことがあったので、印象に残り、ずっと観続けていたのです。 当時の裏話を興味深く読みました。純の台本の裏への書き込みのエピソードに笑いました❗2019/05/06
H
3
やすらぎの郷の再放送をぜひ!そして今年の続編に臨みたい。北の国からももう一回通して観たいなあ。2019/03/03
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