内容説明
夢見る「平和ボケ」と「情報弱者」を煽るマスコミを一喝する
門田隆将
今の日本は、左右対立の時代ではなくて、夢見る「ドリーマー(D)」と、「リアリスト(R)」との「DR戦争」の時代。そんな時代に「ドリーマー」向けの雑誌を作ったら絶対にダメ。ところが、新潮社や文藝春秋まで、「ドリーマー」向けに編集するようになった──
高橋洋一
アマゾンでワンちゃんの「ペット用のトイレシート」を買うと、同じ日付の新品同様の朝日新聞が送られてきた。これはいわゆる「押し紙」のリサイクル活用なのか? もはや、日本の新聞やテレビなどは、「情報弱者」にしか相手にされない「ミニコミ」に成り下がった──
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
25
左も右も片寄っていくと自分の考え以外は受け付けなくなっていくと思いますが、日本の場合は永らく発信の主体であったと教育、マスコミが左寄りであったため左寄りが中道のようになり、結果として左の方が事実認識が出来ないドリーマーのイメージになっていると感じました。2023/05/20
Honey
12
クールなリアリスト統計学者髙橋さんと、熱い思いで真実に迫る作家門田さんの、Youtube文化人放送局♪並みの軽快な対談。内容は、一見難しそうな話題も分かりやすくて、面白読み物風なのに、かなりいいお勉強になり、期待以上の満足感♪2019/11/10
トラ
7
様々な事柄を一気に語っていくので興味深かったです。オウム事件についてはもっと詳しく知りたいと思いました。門田氏は熱い印象で、高橋氏は冷静な印象でした。2019/03/04
金吾
5
○マスコミの非現実主義には辟易している部分が多いので、それをドリーマーとぶったぎる論調は面白かったです。にたような思想の二人の対談なので、議論には殆どならず発言の追認という状態がほとんどですが、いろんな事柄を一つの視点からわかりやすく論じています。2020/01/08
ココアにんにく
4
リアリストとドリーマーという分け方、読んでいてすごくスッキリします。マスコミにドリーマーが多いのは受け手として凄く実感しています。私の好きな健康情報。テレビや新聞から情報はゆるいので取りません。まず本を読んでネットでいろんな研究を調べます。本書のように政治や経済でも同様だと実感。 高橋さんの本を最近あれこれ読んでいます。複雑そうな話も簡単に説明してくれるので分かりやすい。「一番ひどい国(アメリカ)と組んだら、一番侵略される可能性が低い」って目からウロコです。門田さんのオウムの話、マスコミ取材の実態など興味2019/05/23