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内容説明
「なぜ私は人間型ロボットをつくるのか?」自分や愛娘がモデルのアンドロイド、ロボット演劇、発達する子供ロボット。世界中が注目の鬼才がその研究を公開、ロボットの未来を語る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
176
冒頭の言葉に動心(欄外に記す)。いつの日かロボットも心を持ち人間同士の心の繋がりの輪に入っていくことだろう。人間型ロボットに拘り研究しながら考える。人間とは何か。目の前でロボット同士が握手し会話を始めたとき何を感じるのだろう。私たちの無意識な動作、肌に触れ筋肉を動かし姿勢を変える。全ての細胞にどう伝わるのだろう。自己矛盾の中で研究は更に深化する。人間はなぜロボットを求めるのか。新技術を作り出すのも受け入れるのも人間である。いずれ互いの心は通じ合うのか。どんなに便利になっても人間らしさを失わずにいられるか。2022/09/24
Fondsaule
26
★★★★☆ テレビでも紹介され、自身のアンドロイド制作で知られる大阪大の石黒浩教授によるロボットの本。 自分の幼い娘をモデルにした子供アンドロイドや、藤井アナウンサーがモデルの一人でもあった女性アンドロイド、自分で動きを憶え発達する子供ロボットの話など、大変に興味深い。2022/08/19
けい子
18
著者はロボットをつくる上で「心」の問題と葛藤している。ロボットに「心」を持たせる事、これが出来れば自分が死ぬ事も怖くない気がする。自分と全く一緒のロボットが出来れば何も怖くない気がする。この意味が分かる人は、生きる意味が私と一緒の人です。2022/05/01
ないとう
18
ロボットに心を作れるのかは重要な問題だが、どんなに技術が進歩しても、すべてが分かるとは限らないのが面白い。ニーチェの言葉に、事実など存在しない、ただ解釈が存在するというのがあるが。人の心がまさにそうなのかもしれないと本書を読んで感じた。たとえロボットに心が無くても人はロボットに心を感じることができるのならば、心は元から存在しないのかも。2015/08/25
hikarunoir
17
10年ほど前の著作で技術的差異はあるだろうが著者の研究への向き合い方の根幹に触れられる。具体例より、命懸けで悪用される技術を編み出す情動についての記述は刺激的。2018/02/23
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