角川文庫<br> 東田くん、どう思う? 自閉症者と精神科医の往復書簡

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角川文庫
東田くん、どう思う? 自閉症者と精神科医の往復書簡

  • ISBN:9784041065167

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内容説明

自閉症の当事者である〈東田くん〉と、精神科医である〈山登先生〉が約二年半にわたり交わした往復書簡。発達障害や支援についての話題から、記憶や生き方、嘘や愛についてなどの哲学的なテーマまで――時に飛び出る東田くんの革新的な意見に、山登先生も「こりゃ驚いた!」。診察室ではできない率直でスリリングな掛け合いから生まれる発見の数々。生きづらさを抱える全ての人へ伝えたい。『社会の中で居場所をつくる』を改題。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばんだねいっぺい

27
 東田さんは、ゼロから考え抜く力が凄く、襟を正される感覚があった。  アマラとカマラの例のとおり、「人は人になる」のであり、「人マジョリティ」という見方から、人の在り方の多様性について考えたい。 2019/02/28

はな

25
図書館の本。 東田くんと精神科医の山登先生との往復書簡。しつもんを出してそれに答えるやり方が新たな視点や考えにはっとします。東田くんの言葉に気づかされることも多いです。 自分が人間だと知った時、絶望があったと言った東田くんの世界は、いったいどんな世界なのだろう。世界の見方が気になります。2019/06/20

Natsuko

17
自閉症本人である著者と精神科医との全57回に及ぶ往復書簡。自閉症についての本が27冊目、東田直樹さん著が4冊目だが私の中で堂々一位。本人が語る独特の感覚が興味深く、今まで言葉で理解していたつもりの知識がストンと落ちる爽快さを味わった。附箋を貼った内容は十数頁、別途記録。経験豊富な精神科医と対等に、哲学的に語り合い「老賢者」と言わしめる東田さん、原稿の締め切りを守れないだらしなさも虚栄心も正直に語る精神科医 山登さん。二人ともユーモアがあり人間性がにじみ出ている。いい本と出会えた。 2020/01/19

はと麦茶

13
ともすると、精神科医の山登先生の言葉より東田くんの言葉の方がしっくりくる。「嘘」と「自己愛」についての考察が面白かった。2019/05/30

8
★★★☆☆2019/04/05

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