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内容説明
中曽根内閣や竹下内閣など、歴代の政権は消費税をきっかけに国民の支持を失い、潰れていった。日本における「消費税の呪い」である。いま財務省は安倍政権を再び踏み台にし、マスコミを通じた「増税決定」の世論づくりに邁進している。安倍首相自身、施政方針演説で消費増税に「国民のご理解とご協力をお願いする」と述べている。しかし「理解」の大前提は、国民に正しい情報が与えられていることだ。本書の要諦は二つ。 1.日本は負債も多いが、資産も多いので破綻しない。 2.社会保障のための増税というが、年金、医療、介護は税ではなく「保険方式」で運営されている。つまり社会保障目的の増税はウソということ。財務省は、支持率が高い安倍政権のうちに増税を実現しようとしている。その結果、安倍内閣が潰れようと痛くもかゆくもない。景気を潰して国民に負担をしわ寄せし、自らは天下り先を確保する官僚の企みを論破。正しい社会保障政策の道を明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yw_revolution
5
手に取った理由は二つ。「財務省」という組織の生態を知りたかったのが一つ、そして何より、消費税やめろという「みんながそう言うに決まっている」意見をもっと深く考えてみたかった。 国の負債がGDPに対して多すぎるという理屈は、「較べるものがおかしい」。バランスシートで考えるべし。 消費税の徴税のやり方やその性質上、社会保障とは相性が悪く、そもそも消費税は目的税ではない。 その性質を活かせる消費税の集め方、使われ方を一から見直す必要があるようだ。当然納税者が納得する理屈を構築し直すことも必要だろう。2020/09/02
Y Sー51
4
財務省がいかに自分達に都合よく消費税増税をするように働きかけているかがわかる。高橋洋一氏の著書は、なぜ増税が必要ないか根拠を持って書かれている。2020/09/20
復活!! あくびちゃん!
3
良書。この本に書いてあることは、全てに裏付けがある。それがこの著者の素晴らしいところ。特に、著者が主張する「今、消費増税をすべきではない」には、完全に同意。タイミングが悪すぎる。日本国民は、健康保険と年金の現状を理解するため、この本を読むことを義務化すべき(笑)だ!2019/07/16
石井晋太郎
3
日本に対してネガティブ思考になったときに著者の作品を読む。著者の本にはいつも根拠が示されているからわかりやすい。 納税者として、税金をひとくくりで考えていたが、消費税の存在意義を知ることができた。2019/04/29
Mark X Japan
3
多くの人に知らされるべき一冊です。感ですが,消費税増税が延期になりそうな何かが起こるような気がします。☆:4.52019/03/21
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