- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
今ある仕事の47%が機械に取って代わられるというAI時代、人間には問題を発見し、解決策を自らの頭で考え、実践できる能力が必要となる。しかし、これまでの日本の暗記・教え込み教育では、このような力は身につかない。子どものうちから考える力を養い、根気よくものごとに取り組む姿勢を育まなければならないのだ。そこで注目なのが、近年話題のモンテッソーリをはじめ、さまざまな教育理論を研究し、「考える力を伸ばす幼児教育」を45年にわたって実践してきた「こぐま会」の方法論だ。思考力とは何か? そのために何をすべきか? 子どもの成長理論と、保護者のかかわり方をわかりやすく紹介。 【目次】はじめに/第1章 日本の幼児教育の問題点/第2章 本当に必要な幼児教育とは何か/第3章 進化する幼児教育――「KUNOメソッド」/第4章 学力よりも意欲の時代へ――小学校受験も変化している/第5章 幼児教育が目指すゴール/おわりに
目次
はじめに
第1章 日本の幼児教育の問題点
第2章 本当に必要な幼児教育とは何か
第3章 進化する幼児教育――「KUNOメソッド」
第4章 学力よりも意欲の時代へ――小学校受験も変化している
第5章 幼児教育が目指すゴール
おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シン
25
幼児教育関係はあまり読んでいなかったので勉強になった。 色んな学説的なものがが少しずつ紹介されている感じなので、 気になった物を後で調べ直す形にはなるが。 にしても日本の教育は世界的にみて珍しい感じなのね。 これも調べ直さねばだ。2019/02/17
りょうみや
16
著者は幼児教育こぐま会の代表者。著者の本は分かりやすくて面白く何冊か読んだ。一貫して幼児期における知育教育の重要性を訴えている。本書は最新刊なので、これまでのまとめ本ともなっている。AI・非認知能力・アクティブラーニングなど最近の語句を用いてこれまでの内容を言い換えたとも言える。幼児期は紙のお勉強ではなくアクティブラーニングによって点数化できる認知能力を鍛える過程で非認知能力・考える力を伸ばそうということになる。2019/01/31
rou
9
仕事。のっけから知的幼児教育受けた人間は将来収入もよいから受けた方がコスパいいよとかあって辟易。第一章で飽きた。なるほど大阪維新推しの塾長なだけのことあった。胡散くささと詰め甘さがある新書。学びの共同体の佐藤学が最近自治体に赴いて幼稚園か保育園かまた指導してる番組を前に見たから、そっちについて書いてある本があると良いのだが…。タイトルと本の品は呼応するもんですね。2025/03/16
武井 康則
5
第1章で現行幼児教育の批判。日本では「あそび教育」が主流だが、諸外国の動きに逆行している。そのほか非認知能力、教育の無償化等に言及しているが、根拠やデータがなく、感想の域をでない。第2章で著者が実践しているKUNOメソッド、こぐま会の指導を説明しているが、数式を使わないだけの算数にみえるのだが。生活に密着等というが、小学校で抽象化した授業が始まると、断絶したままに思える。一度経験したら影響は残るというだろうが、そうは思えない。やはり継続的なデータ、追跡調査をしているわけでないので検証できない。2019/02/19
samandabadra
1
父親がパイロット養成訓練所教官だった時、そこで学んでいた候補生の方々が、我が家にやってきて家にあったアステロイドや敵の惑星の中を飛行するシューティングゲームをやっている時に、わきにあるゲージを見て、3とか4とか指示を出して高低差に指示を出し、出された方は回避していっていた。それまで意識していなかったがこういったゲージの存在を意識して操作することがゲームの上達に非常に大きくかかわっていたことが分かった。ここで言う数値化というのはこんなことも関わるんだろうなとか思った次第。とっかかりとして測定は重要かも2021/11/21