いまこそ読みとく 太平洋戦争史

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いまこそ読みとく 太平洋戦争史

  • 著者名:諏訪正頼【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • アーク出版(2019/02発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784860591656

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内容説明

満州事変からポツダム宣言受諾まで、数多くの戦いを年代順に解説し、戦局全体の中での位置づけを示します。アジア・太平洋全体を視野に入れながら解説するので、海軍の真珠湾攻撃よりも陸軍のマレー半島上陸の方が早かったとか、ミッドウェー海戦では5つの艦隊を西太平洋全域にわたって展開したため、1年分以上の石油を消費してしまい、その後の作戦行動に支障を来すようになったなど、戦争の全体像がつかめます。一方で、個々の戦闘においては日本艦隊が機動部隊と戦艦部隊とを別々に動かしていたのに対し、アメリカ艦隊は空母の周囲に戦艦などを配置する輪形陣で移動していたこと。太平洋諸島の攻防においては、日本が一島一島の防御を固めたのに対し、アメリカ軍は防御の手薄なところから攻めのぼってきたなど戦術の違いもよくわかります。
本書は日本とアメリカどちらの立場にも与せず、客観的な視点から史実を冷静に見つめ直します。これまで評論やドキュメント、あるいは小説などで太平洋戦争の断面を知る人たちとっても、数多くの示唆が得られることでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くろまによん

4
平易でサクサク読める。太平洋戦争全体を俯瞰していくタイプの本。局地戦それぞれはあまり詳しく解説されていないが、どういう流れで日本が敗戦を迎えたのかが理解しやすい。上層部の無能さや失敗で現場が苦しむ、現場が尻拭いする、という構図は今も変わってない気がする。著者も書いていたが、「日本は物量で負けた」のではなく「物量でも負けた」という感じ。人事システム、生産技術に対する考え方、政治システムで負けてた。弾薬の規格もそれぞれ違うし、年次で無能が上司になるとか。そりゃ負けるよね。国民病なのかなこのあたりは。2019/07/28

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