内容説明
ラフィーと絆を結び、無事に指揮官となることができたケイ。次の課題は、ラフィー以外の艦船とも絆を結び、艦隊を構築することだった。まず最初にケイが声をかけたのは、護衛空母のロング・アイランド。彼女と絆を深めるべく、ケイは一緒に授業を受けたり、ボーグに誘われた野球の特訓を受けたりする。だがそこに、ユニオン本部から、ユニオン戦艦の長女であるノースカロライナが、視察任務で派遣されてきて――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
彼方
7
ラフィーと絆を結び、無事に指揮官となったケイ。次の課題は艦隊を構築することだったが、ユニオン本部からユニオン戦艦長女・ノースカロライナが視察にやってきて…な第2巻。ロング・アイランドやサンディエゴ、ヘレナなど絆を結ぶ過程で微笑ましかったりカンレキに関わる切なさだったり…今回も違和感なく丁寧に掘り下げてくれて好印象でした。割かし地味な扱いのヘレナ乙女で可愛い…ユニオン統一の港だったりレッドアクシズと対立して小競り合いが起きてるのも新鮮で、避けられないハーレムに指輪がどう影響を及ぼすのか…次巻も期待してます。2019/02/05
真白優樹
7
艦隊を編成する為、ケイとラフィーが艦船達と触れ合う中、ユニオン本部から視察官がやってくる今巻。―――一人じゃない、皆がいるから戦える。 ラフィーだけではなく他の艦船達にも焦点を当て、本格的に戦いを始める、助走を経て物語が駆けだす今巻。 初めての仲間、初めての敵、そして実戦。いよいよ見果てぬ大海原へと彼等が踏み出していく巻であり、更に面白さが増す、ステップアップの巻である。敵が不穏な動きを見せ、思惑は波間に隠れゆく。本格的に戦いが始まる中、絆は円熟し、どんな形で結ばれるのか。 次巻も早く読みたいものである。2019/02/03
アーサー・エリス
2
ラフィーと絆を結んだケイ。次なる目標は多くの艦と絆を結び、艦隊を作り上げることだった。二次創作では賑やかしのギャグ係として扱われがちなボーグ・サンディエゴ、単なる「エロお姉さん」になりがちなセントルイス、原作の時点で出番の少ない地味な艦などを掘り下げ、きちっと魅力的に見せていて好感が持てる。ケイが各艦船と絆を結ぶ過程も同様に丁寧に描いていて説得力があり、彼女たちとケイがルルイエで奮闘する姿に心温まる。ラストでは2巻にしてケッコンの存在がほのめかされたが、これは3～4巻で一旦区切り、ということだろうか。2019/04/02
