バンチコミックス<br> 愛と呪い 2巻

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バンチコミックス
愛と呪い 2巻

  • 著者名:ふみふみこ【著】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 新潮社(2019/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784107721570

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内容説明

虐待など、なかったかのように振る舞う家族。もし世界が終わらないなら、私が壊れてしまえばいいのだろうか。過去を「なんでもないこと」にするために、男の身体で記憶を上書きする。何度も、何度でも、汚れることが救いのような気がしていた――。裁きの下りなかった世紀末、クラスメイトに言えない放課後、そして「キレる17歳」。虚しさとともに始まったゼロ年代の絶対孤独を描く半自伝的クロニクル第2巻。共感の声、続々!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

活字スキー

22
【私はつまり特別な何かではなかったのだ】1998年、高校生になった愛子は積年の性的虐待を「何でもないもの」とするために援助交際を繰り返しながら「普通」の日常を生きていた。世界、あるいは自らの終わりを願いながら。何事も無かったかのように変わらない父、母、祖母。初めて自分を気にかけてくれる人、気になる人との出会い。何者にもなれない自分は、そうしたすべての「よくあること」に埋もれてゆくしかないのか。 2019/02/11

ぐうぐう

21
「なぜ家を出なかったか 家族に怒りをぶつけなかったか なぜさっさと自殺しなかったか ひとつはまだこどもでとても弱かったから もうひとつ それでも私は家族を愛していたし 家族も私を愛していたから」父の枕元に立ち、ゴルフクラブを振り下ろせない、それが愛子の理由。だから愛子は、世界が滅びるのを希求する。けれど1999年を通り過ぎ、2000年になっても、世界は続いている。愛と呪いの狭間で、再びゴルフクラブを振り上げる愛子は、それを止める母に向かって、こう呟くしかない。「なんで助けてくれへんかったん…?」(つづく)2019/06/08

パンダプー

12
まだ連載してるのかな。このままだと読むのがかったるい。サングラスの言うことが全てだなあ。サングラス良い人じゃないけど、キーマンなのかもよくわからない。2019/02/19

kenitirokikuti

10
90年代に10代だった関西女子が、オウム・阪神大震災・酒鬼薔薇事件などと並行してメンヘラ・円光(援助交際)に沈みかける。膿んだ傷跡かかえたまま、何も決定的なことは起きず、起こらず、1999年が終わる。読書感想文『ノストラダムスの大予言』を書いてしまった自分も、そのころには1999ハルマゲドン幻想にはダメージなかった。もっとも、自分は2001年の911からメガ陰謀論時代が始まるので、いくらでも穴が掘れる。ふみ氏はそっちはなさそうだ。2019/04/15

Ex libris 毒餃子

10
世代的にはちょっと上になるが、時代性を共感する。どこまでいっても救われないのが良い。2019/02/24

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