内容説明
「なぜ、この人と話すと心がラクになるのか?」◎まずは相手の言うことを「全肯定」する◎話の裏にある“核心”をどう見つけるか◎「わかるよ」ではなく「伝わったよ」――◎「沈黙」を怖がらない◎上司は、部下の話を「全身全霊」で聴くこと◎夫は「理解」を、妻は「共感」を求めている「傾聴の達人」が教える、人に求められる人、信頼される人になるためのコミュニケーションの極意
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いっせい
62
曹洞宗住職である著者は、東日本大震災以降、被災地で出張喫茶「カフェ・ド・モンク」を開き、ボランティアで傾聴活動を行なってきた。因みに、「モンク」とは、「文句」を聞きながら一緒に「悶苦」しますというメッセージと、著者が好きなジャズピアニスト、セロニアス・モンクに由来する。絶望の淵に立った被災者の訴えにひたすら耳を傾け続け、私見、アドバイスは一切挟まない。励ましの言葉を掛けるのは、彼らが全てを語り、相手の話を聴こうという気になった時。人の話を聴く作業は、聴く側の深い器が必要だと思った。2022/04/24
ゆいきち
44
傾聴とは、その人の人生を「伴走」するようなもの。「分かるよ」ではなくて、「伝わったよ」。誰かが自分の話を聴いてくれている、という実感だけで人は強くなれる。人は本来、「自己を再生する能力」を持っている。誰かの力になりたい、と思ったら読んでいただきたい。まずは目の前の人の話を傾聴することから始めたい。2022/07/17
ミライ
43
現代マネジメントのキーワードの一つとなっている「傾聴」のコツを曹洞宗・通大寺住職である金田諦應さんが語った一冊。東日本大震災後に著者が立ち上げた移動式傾聴喫茶での実際の出来事をもとに、傾聴の大切さを説く。傾聴とは「自分」をもっと知ることであり、相手の話に共感し相手を受け入れることが重要であり、普段からの心掛けが大事。現代ビジネスでよくある「結果を求めるゆえに急ぎすぎる」行為は厳禁とのこと、、、この言葉にはいろいろ考えさせられた。2019/10/28
なにょう
37
「否定せず、遮らず、拒まず」。この副題にひかれて購入。間違いなかった。わかっちゃいるけど、「否定せず、遮らず、拒まず」難しい。★はっきり否定せずとも「わかるよ」という言葉で相手に寄り添ったつもりになったり。老人の同じような話に何回も付き合うのは大変。子供の支離滅裂な話に付き合うのも大変。★うるさいと思っても実はその人とコミュニケーションを取れる時間は有限。その機会が最後の一回ということもある。また機会があるさ、とその場その場を大事にしてないことあった。会話大事にしなくちゃとは思う。2019/01/29
瀧ながれ
35
曹洞宗の僧侶である著者が、東日本大震災直後の被災地で宗教言語が役に立たない場所があることを知った、と真っすぐ書いてしまえることに、凄みを感じた。「傾聴」についても、やわらかい言葉でストレートに書いてあって、心に留めておこうとメモした部分が多くある。聞くための参考書として、技術よりも心がけを学ぶ本であるこれが、今のところ一番役に立っている。「わかるよ」だけじゃなくて、「伝わったよ」「また聞かせて」を、覚えておきます。2020/02/06




