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内容説明
ある日突然【望んだ物が何でも手に入る】不思議な洋館に閉じ込められた高校生・レミと11名の男女。互いを【家族】と呼び合い、脱出まで仲良く暮らそうとする彼らだったが、一人また一人と何者かによって【家族】が殺されていく。あざ笑う真犯人。互いの猜疑心が頂点に達する中、タクトがついに館脱出の鍵にたどり着き…!? 全滅か生還か。そしてその先にあるものは!? 究極の飽和状態が生み出す、惨劇と絆の物語、ついに完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なけなしの不安要素
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飽食の館(思い浮かべたものがなんでも出せる出口のない館)は孤独な老人の怨霊がついた屋敷幽霊だった。殺人が起きたのは承認欲求が強い犯人が主人公に居場所をとられた嫉妬が原因だった。犯人が館の能力を使って空を飛べるようになったり、死体を出して死を偽装できたりとなんでもありだった。館から脱出するためには、古時計の針を進める必要があった。それにたどり着くには、盤面が12、部屋の数が12部屋、呼び出された人数が12人、タクトの腕時計と古時計の時間のずれに気づく必要があった。奇想天外なクローズドサークルとして楽しめた。2021/09/02