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内容説明
2018年冬季平昌五輪で、日本史上初の銅メダルを獲得した女子カーリング。チームを結成して率いた本橋氏による、ビジネス論!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
夜長月🌙@読書会10周年
68
女子カーリングアイドルの先駆けとなったマリリンは単なるカーラーではなく常呂に根ざしたカーリングの発展に向けて活躍しています。かつて常呂町はオリンピアの供給元(チーム青森、中部電力、北海道銀行など)でありながら地元チームの無い状況でした。まずはチームLS北見を作り今のロコ・ソラーレの母体となりました。現在はロコの代表でもあり、またLS北見の一選手でもあります。カーリング界の改革者としての本橋さんを応援したいと思います。2023/02/04
雲をみるひと
38
カーリングの本橋麻里選手が自身の半生を振り返りながら考え方や仕組み作りを教授する内容。教訓的な話をさておき、トリノオリンピック以降日本のカーリング界を牽引してきた本橋選手の幼少期から現在に至るエピソードは純粋に興味深い。カーリングと言わなくても見るスポーツに関心があれば楽しめる本だと思う。2021/09/22
ぐうぐう
27
ロコ・ソラーレを立ち上げた本橋麻里の初著書。平昌五輪で銅メダルを獲得するまでの感動ヒストリーかと思いきや、ガッツリとしたリーダー論になっているのに驚いた。オリンピックでは選手達が笑顔を忘れずに試合をしていた姿が印象的だったが、その「楽しいカーリング」という志しは、多くの誤解も生んでいく。しかし、審判のいないカーリングという競技が成立しているのは、相手チームへの尊敬や感謝を忘れず、ゲームのあとは必ず相手選手と笑顔で握手する、そんな信頼関係があるからだ。(つづく)2019/02/05
おいしゃん
24
元選手、そして今はチームを法人化して、GMを務める著者。カーリングはまだまだメジャーなスポーツではない分、本橋さんの取組や努力は、カーリング界の成長に直結する影響力を持ちそう。今後が楽しみ。2022/03/26
柔
24
北京五輪からの。ロコソラーレの試合を観ていると、本橋さんの思いが継がれていると思う。タノしくやるのとラクするのは違う。ヘラヘラやって銀メダル取れる訳ない。「楽しかったな」という思いを得るためにその何倍もの苦しさをくぐり抜けないといけない。あの楽しそうな姿の裏にどれだけの苦悩があったことか。「カーリングが人生なのではなく、人生の中にカーリングがある」「女性としての人生を大切にしながら、真剣に取り組みなさい」ロコソラーレの皆さんがこれからどんな人生を歩むのか興味深い。2022/02/24