内容説明
ちょっと不便で、不揃いで、至るところで、至らない……、でも、だからこそ、自分なりの楽しさを工夫できる余白のある、パリの暮らし。
都会で生活をしながら“便利”と少し距離を置いた、パリのおいしい暮らしの話を書きました。
何を選んで、どう料理して、どんな食卓を囲むのかは、ココロとカラダに直結します。
だから、毎日の「食」はライフスタイルそのものです。
フランスに20年暮らす著者が語る、パリの「食暮らし」。
「食」との向き合い方に、新しい発見を。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kei
12
「パリのちょっと不便なところ」が好きな著者による パリの食事、食材のエッセイ。日本はコンビニが24時間空いているのに、フランスの地方都市は日曜にはすべての商店が閉まる。市販のドレッシングは種類がとてもすくないから手作りする。ただし原材料である農産物はとても豊富。 14のエッセイが掲載されているが1つめの表題作でもある「日曜日はプーレ・ロティ」がとても面白かった。2019/03/12
ちぃ
8
プーレ·ロティというのは鶏を丸ごとオーブンで焼いたもの。フランスでは、それをナイフとフォークで切り分けて食べる。いわばある意味で原始的な料理といえる。プーレ·ロティは家族や集まりを維持する機能もあるらしい。2023/08/20
ちぃ
6
楽しく拝読をいたしました。2023/08/06
たま
5
不便だからこそ気づけるものがある。不便だからこそ、周囲にいる知らない人とも微笑みあえる瞬間がある。便利を究めるのは、はたして人間にとって得なことなのだろうか…と考えさせられた。買ってみたいな、丸鶏。2021/05/20
とと220
5
今年のクリスマスには、丸のままの鳥を買って、お腹に詰め物をして、プーレ・ロティを作ってみようか。ちゃんとした素材をおいしく食べることに憧れる。2020/12/03