内容説明
日本人が長い間に培ってきた叡智を、今、この時代に再発見してみたい! その第一弾が「密教」です。
智の巨人とも称される弘法大師空海とは何者か?
絢爛たる仏や菩薩、恐ろしげな明王や異形の神々が集うマンダラの世界観とは何なのか?
「即身成仏」というキーワードが私たちに教えてくれることとは何だったのか?
知りたいことはたくさんあります。でも、本当に知りたいことはこちらから門を開かなければ明かしてはくれません。
今もっとも刺激的で、奥深く、ときにヤバい「秘密の教え」、密教。
ここには、今を力強く生きていくためのたくさんのヒントが隠されています!
<目次>
◎巻頭カラー よみがえる空海のマンダラ
◎門前 門前の小僧、密教を端的に説明してほしいと懇願する
◎第一門 空海を知る
◎第二門 密教を知る 特別講和・宮坂宥洪師(真言宗智山伝法院長、照光寺住職)
◎中庭 門前の小僧、密教の深淵を体感する
◎第三門 密教の現場を知る 祈祷僧・羽田守快師(金翅鳥院住職)に聞く
◎遊行 門前の小僧、日本と密教の関わりを探ろうと旅に出る
◎第四門 仏尊の世界 マンダラの仏尊を総解説
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ジャズクラ本
16
◎仏教としては平安時代と古く、それだけに呪術などの加持祈祷の験があるとされ、空海の山師っぽさも相まって、後には真言密教立川流などという邪教まで派生した宗派。それだけに知れば知るほど色彩の豊かな宗旨や教義に魅力がある。この本は空海の生涯、密教を知るための講話とその現場、そして仏尊の世界として如来、菩薩、観音、明王などの解説がなされている。入門書だが内容の濃い良書。実に面白かった。/空海「三教指帰」「御請来目録」「空海僧都伝」「十住心論」/密教の修行を体感するには「阿字観」から入ると良い。2020/04/30
Go Extreme
2
私たちは本質的に仏である すでに仏である自分を再発見 密教の儀式:曼荼羅・印・真言・祈→仏との一体化・宇宙と人間の繋がり 三密の一致ー身・口・意の三密を通じて仏と一体化する実践 胎蔵界曼荼羅ー慈悲を象徴 金剛界曼荼羅ー智慧を象徴 十住心ー密教の思想を理解するための階層的な哲学・仏教における心の発展段階 如来ー真理そのものを象徴する仏 菩薩ー慈悲や智慧を象徴する存在 明王ー煩悩を破壊する恐ろしい姿の仏尊 天部ー仏法を守る役割の神々 密教は単なる過去の教えではなく、現代においても価値がある普遍的な哲学2019/01/16
-
- 電子書籍
- 椿飛ぶ天地
-
- 電子書籍
- 虹色の龍は女神を抱く 第15話【タテヨ…
-
- 電子書籍
- 推定悪役令嬢は国一番のブサイクに嫁がさ…
-
- 電子書籍
- ヴェクサシオン~連続猟奇殺人と心眼少女…
-
- 電子書籍
- 聖☆高校生(4)