出版社内容情報
社会言語学やモンゴル研究をはじめ、幅広い探究を展開してきた碩学が、幼い日々から現在に至るまでに心に残った出来事を振り返る。知的魅力あふれるエッセイ集。
【目次】
内容説明
日本における社会言語学の泰斗が来し方を振り返り、人生と研究に思いをめぐらせるエッセイ集。幼い日の思い出から語り起こし、言語学を志すに至った経緯、なぜソ連研究やモンゴル研究、さらにはクレオール研究までを志すようになったのか、そのいきさつを綴る。数多くの道草をやり過ごして先を急いできた言語学者が、こころに残るそれらを思い起こし書きとめた断章のつらなりから、領域を横断する知の世界が見えてくる。
目次
1 幼き日々の残照
2 モンゴル研究からシベリアへ
3 ドイツからフィンランドへ
4 道草の数かず
5 クレオール語研究の初しごと
6 抵抗する言語―ウクライナ問題と言語学
7 ノモンハンのたたかい―モンゴルの存立
著者等紹介
田中克彦[タナカカツヒコ]
1934年、兵庫県生まれ。東京外国語大学モンゴル語科、一橋大学大学院社会学研究科、ボン大学哲学部にて、モンゴル語学、言語学、民族学、文献学を学ぶ。東京外国語大学、岡山大学、一橋大学、中京大学にそれぞれ在職。現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ドラマチックガス
15
伝説的言語学者のエッセー。90歳を前に書き出したとのことでまず「そんなにご高齢だったの!?」と驚く。自伝と日本の言語学史が重なり面白ためになる。「本をたくさん読んでるな」「一つの言語を簡単にものにするな」ということに再度驚く。思想的に合わない部分、さすがに「古い」と思う部分はあるものの、とても刺激的な読書だった。奥様は結局どうなったのだろう。妻ではなく「子どもの母親」と書いているので、やはり離婚されたのだろうか。その他気になる部分も多数。まだまだお元気そうなので第2第3の道草を楽しみに待ちます。2026/02/04
お抹茶
3
80歳を超す言語学者が著者。人生を振り返る随筆部分は何を読まされているんだという気になる。「人間はやはりなるべく長く生きて、自分の道草の食べ残しを説明した方がいいと思う」という表現だけが印象に残った。デュルケム社会学の影響で生まれたソシュールの言語学は,言語の枠を破って,文化の諸現象を文明の流れの外に置いて,それ自体の独自の価値を持つ単位として観察する構造主義の大きなうねりになった。2026/02/05
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