出版社内容情報
多様なテーマについて身近な視点から丁寧に説明。学びを振り返り、深めるためのワークを通じて国際関係が理解できるはじめての入門書
第1部 主権国家体制と平和
第1章 グローバル化する世界
1-1 「グローバル化」と私たちの日常生活
1-2 グローバル化の歴史
1-3 グローバル化をめぐる評価と論争
第2章 国 家
2-1 現代世界における国家
2-2 主権国家からなる世界
2-3 主権国家間の関係をめぐる理論と現実
第3章 戦 争
3-1 戦争の歴史
3-2 戦争の原因
3-3 戦争観の変遷
第4章 内 戦
4-1 現代の紛争の主流形態としての「内戦」
4-2 内戦の事例:ルワンダとシリア
4-3 内戦の要因
第5章 構造的暴力
5-1 身近なところに存在する暴力
5-2 暴力の三類型:直接的暴力・構造的暴力・文化的暴力
5-3 国際関係における構造的暴力とは
第6章 平 和
6-1 日本は本当に「平和で安全な国」なのか
6-2 国際関係において「平和」とは
6-3 消極的平和と積極的平和
第7章 国家安全保障
7-1 安全と国家
7-2 国家安全保障の方法
7-3 国家安全保障に関わるジレンマと逆説
第2部 非国家主体の役割
第8章 集団安全保障
8-1 戦争の違法化
8-2 集団安全保障体制と国際連盟
8-3 集団安全保障体制の限界
第9章 国際連合
9-1 国連の設立と主要機関
9-2 強制措置と安全保障理事会
9-3 武力行使禁止原則の例外
第10章 国連平和維持活動
10-1 苦肉の策としてできた国連PKO
10-2 冷戦後に現れた「第二世代PKO」と「第三世代PKO」
10-3 模索が続く国連PKOの任務
第11章 地域統合(欧州)
11-1 欧州連合(EU)とは何か
11-2 欧州における戦争をなくすための歩み
11-3 欧州統合をめぐる理論・思想・現実
第12章 地域統合(アジア太平洋)
12-1 多様性のなかの統合
12-2 アジア太平洋における経済統合の過程
12-3 アジア太平洋地域の統合をめぐる理論と実際
第13章 脱国家的主体
13-1 国境を越えて活動する組織
13-2 NGOの類型と活動
13-3 現代世界のなかの多国籍企業とNGO
第14章 国際テロリズム
14-1 テロの衝撃
14-2 現代テロリズムの変容
14-3 テロリズムに対する国際的な取り組みと日本の対応
第3部 政治と経済
第15章 貿 易
15-1 貿易と人々の生活
15-2 戦間期以降の世界貿易の歴史
15-3 貿易による相互依存と国際政治経済
第16章 金 融
16-1 世界金融危機
16-2 国際通貨体制
16-3 資本移動の自由化
第17章 貧 困
17-1 広がる経済格差
17-2 国際的な経済格差の問題
17-3 「最底辺の10億人」にどう対処すべきか
第18章 開発と援助
18-1 「持続可能な開発目標(SDGs)」と開発援助
18-2 開発援助における近年の潮流
18-3 日本の政府開発援助(ODA)政策
第19章 国際移民
19-1 世界の人口移動の実態
19-2 強まる移民への反感
19-3 人はなぜ国境を越えて移動するのか:揺らぐ境界
第4部 環境と科学技術
第20章 地球環境問題
20-1 気候変動(地球温暖化)
20-2 持続可能な開発
20-3 気候変動レジーム
第21章 科学技術
21-1 科学技術と「戦争と平和」
21-2 近代における技術発展と国家形成
21-3 国際政治を動かす科学技術と世界の未来
第22章 大量破壊兵器の拡散
22-1 大量破壊兵器とは
22-2 大量破壊兵器の法的規制
22-3 ならず者国家と拡散対抗
第23章 核軍縮・軍備管理
23-1 核開発と米ソ冷戦
23-2 核抑止と核軍備管理
23-3 核軍縮とミサイル防衛
第5部 規範とアイデンティティ
第24章 文化と文明
24-1 国際関係における文化
24-2 文化と文明の政治学
24-3 「文明の衝突」をめぐって
第25章 人 権
25-1 日常生活における人権
25-2 世界における人権の歩みとルール化
25-3 国際関係における人権の構成と変容
第26章 人道的介入
26-1 人道的介入とは何か
26-2 人道的介入をめぐる国際規範の対立
26-3 「保護する責任」の実践と課題
第27章 破綻国家の再建
27-1 脆弱・破綻国家とは
27-2 国家の破綻と国際秩序
27-3 破綻国家に対する国際社会の支援
第28章 紛争後の平和構築
28-1 冷戦の終結と国連への期待の高まり
28-2 平和構築活動とは
28-3 文民専門家ニーズの高まりと日本の平和構築人材育成事業
第29章 民主主義と民主化
29-1 民主主義とは何か
29-2 民主主義と戦争
29-3 民主主義の拡大と国際平和
第30章 ジェンダー
30-1 社会的に構築される「女/男らしさ」=ジェンダー
30-2 国際関係論におけるジェンダー
30-3 安全保障論とジェンダー
第6部 日本からみる世界
第31章 日本の外交と安全保障
31-1 日本を取り巻く国際環境
31-2 日米関係の歩み
31-3 日本の国際平和協力と自衛隊
第32章 私たちと国際関係論
32-1 なぜ国際関係論を学ぶのか
32-2 国際関係論とは何か
32-3 日本で学ぶ国際関係論:複数の観点から考える現代世界の諸課題
事項索引
人名索引
小田桐 確[オダギリ タシカ]
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長谷川 晋[ハセガワ ススム]
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岸野 浩一[キシノ コウイチ]
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