内容説明
木村悠史、社会保険労務士。「年金や保険の専門家なんですから、これほど民生委員に適任の方はいませんよ」――地区長にそうおだてられ、長野県松野市の民生委員に委嘱された。民生委員は非常勤地方公務員であるが、給料はいっさいなし、あくまでボランティアであり、担当地区を見回っては「何でもポスト」として住民の様々な悩みを聞いては解決するのが仕事である。「生活費がなくて苦しい」、「借金が返せない」、「親父にボケが始まった」、「買いものに行きたいのにバスがない」、「子供が保育園に入れない」、「隣のじいさんが死んでいるみたいだ」、「高齢者施設に入りたいが、どこがいいのかわからない」……次々と舞い込む問題ごとを解決するために、悩める同僚とともに奔走する!「人は誰でも、誰かのためになっている。誰かを助け、誰かを支え、誰かを喜ばせているからこそ、私たちは生きてゆける」――知られざる民生委員の実態とその苦悩、やりがいと喜びを描く、心あたたまるヒューマンドラマ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Nazolove
18
自分の県なだけでつい買ってしまう、僕の悪い癖。(笑) とまぁ前降りはおいておく。(笑) うちにも自分の父親という現在民生委員なうな人がいるのでこんなんあるんー?と聞けばあるよーと色んなことを答えてくれて、そういや親父にこれ頼まれたことあんなーなんて思いながら読んでいった。 ただほとんど高齢者なのでまさに老老介護じゃねこれ?なんてちょっと失礼なことも思ってしまった。(関係者の皆さんすみません) 父親もこれからも民生委員やるなら是非頑張ってやっていってほしいなーと息子ながら思ってしまった。2018/11/19
えも
17
図書館で見かけて、しかも実用書じゃなく小説の分類だったので、民生委員って謎だったし、いずれそのうち廻ってくるかもなあ、と思って読んでみました▼で、これ、フィクションとなってますが、民生委員を三期経験された方による報告書&感想文ですね、完全に▼だから、「へぇ」とか「ふーん」とかは思うけど、お仕事小説としての面白さはありませんから、皆さん注意してくださいね2019/01/27
けい子
14
無償ボランティアで市民の話を行政につなぎ、行政の役割を手伝う役目の民生委員。しかし昨今、なり手が少なく、委員の高齢化が進み存続が危うい。そろそろ、時代に合わせた方法に変えるべき。申し訳ないが、認知機能も衰えている高齢の民生委員に、大事な秘密を守れるのかの部分に全く危機感のない行政もどうかと思う。やり方、運営自体を見直すべきだ。2025/01/24
TITO
11
私の周りにも民生委員をしておられる方はいますが、こんなに大変なお仕事とは知りませんでした。ほとんど、フィクション無しの経験談なのかなぁっと思って読んだのですか、頭の下がることばかりです。面白くなかったと書かれている方もいましたが、私はとても興味深く下手なフィクションより面白くて勉強になったなって思ってます。2019/05/16
おぎわら
10
民生委員経験の方が自費出版された本なのか? 小説仕立てのようだったので手に取ったが、フィクションとあるものの小説ではない。巻頭に頂戴な登場人物リストがあり大層な複雑系かと思ったが、一瞬出て来る人までリストにしただけで意味不明。実体験を人の名前だけ変えて書いたような文で、記録と感想という感じ。福祉施設の訪問や研修会など、民生委員の活動の中でもちょっと特別な事例にページを多く割いていて、民生委員本来の活動の様子があまり見えない。編集者がもっと踏み込んで面倒を見ないと自費出版とは言え残念な結果になってしまう。2019/10/09
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