内容説明
古代ギリシアから現代まで、二つの大きな潮流を歴史的に整理し、史的唯物論に基づく資本主義の批判的読解を通して、真の民主主義メカニズムの拡大を目指す刺激的論考。
目次
第1部 史的唯物論と資本主義の特殊性(資本主義における「経済的なもの」と「政治的なもの」との分離;土台と上部構造の再検討;過程および関係としての階級;歴史か技術決定論か ほか)
第2部 民主主義対資本主義(労働と民主主義、古代と近代;デーモス対「我ら、人民」―古代から近代に至る市民権の概念;市民社会と固有性の政治;資本主義と人間的解放―人種・ジェンダー・民主主義)