内容説明
介護施設のリアルを描いたエッセイコミック。
雑誌の休刊などで仕事がなくなり、経済的に困窮した49歳の漫画家が始めた仕事は、介護施設の認知症棟の介護ヘルパー。周囲の若い女性職員たちに虐げられ、未経験の仕事に悪戦苦闘しながら、次第に喜びを見つけ、成長していく姿を、軽妙な絵柄とノリでコミックにしました。職探し、仕事内容、待遇、施設の人たち、そして介護福祉士合格まで、実際に3年間働いたエピソードや裏話が満載です。
この作品の容量は、84.7MB(校正データ時の数値)です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぱんにゃー
123
【成長させていただく】 『私が入職した施設は、「どんな人でも受け入れる」が理念の老健だったので、本当に色々なご利用者さんが入ってきました。』『さらに職員でさえも「どんな人でも受け入れる」ので変な人がいっぱいいました。その代表が私です。』(著者) /私のパートナーは訪問介護のヘルパーさんを始めて半年くらいは「規則、規則、規則ですから」と言っていました。その後、ひと皮むけました。尊敬します(love) /私は商いで「どんな人(仕事)でも受け入れる」を心掛けたいと思います。2016/04/20
サルビア
31
49歳。職業はイラストレーター。仕事が無くなってやっと就いた仕事が介護職でした。なんだか私の体験と似ているところがあって、てにとった本でした。介護現場での同僚とのやりとりに、同感するところがありました。 私は、この3月に40年間勤めた職場を定年退職により、辞めました。そして次に就いた仕事が介護職でした。その職場で嫌だなと思ったのは、知らされていないのに、知っているかのように言われて注意されることです。理不尽でなりませんでした。私は、この本の著者のように我慢強くないので、一旦この仕事を辞めることにしました。2017/08/07
どあら
23
図書館で借りて読了。すごく分かりやすかったです(^^) 介護、私は3人の親を看取らないといけないので、読んで良かったです!2017/03/25
葵@晴読雨読
22
【図書館】介護あるある( ̄▽ ̄;)2016/04/01
ひと
19
介護現場の実態を知るための2冊目。今回も漫画家さんの介護職挑戦のケース。未経験者でも入りやすいのかもしれないが、待遇は厳しそう。漫画のため読みやすく、リアリティもあって介護のあり方を考えさせられる。施設によってクセがありそうなので、相性も踏まえてどこを使うかはしっかり考えなければいけなそう。介護職の善意に頼っている感はぬぐい切れず、なんとか改善できないものかと考えさせられる。団塊ジュニアの老後はどうなってしまうのだろうか…心配。2024/04/01