内容説明
国内患者数は約170万人。不整脈の王様と呼ばれる「心房細動」は、脳梗塞、認知症、心不全の原因にもなる。特に脳梗塞を合併すると深刻で、田中角栄、長嶋茂雄等、罹患した著名人も多い、どんな人がなりやすいのか、主にどのような症状があるのか、合併症のリスクや、その防ぎ方、心臓によい食事とは? など、患者や家族が知っておくべき基礎知識、最新治療法、予防のための生活習慣までを専門家が丁寧に解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
itokake
16
50代からの必読書。私の母が心房細動から脳梗塞を発症。発症前に読んでいたらよかった…。小渕元首相も長嶋監督もオシム氏も磯野貴理子さんも、同じ病気。自覚症状がない場合もあるのが、余計にこわい。心房細動の3大症状は動悸、息切れ、めまい。年のせいとか思わずに、脈を自分でとる習慣をつけよう。心房細動のリスクは高齢、酒、タバコ。酒とタバコって、本当にヤバイ。今後も手を出さないでおこう。最後の章が心臓の進化で、ユニーク。1心房1心室の魚類が、陸に上がって肺呼吸をするために心臓を建て増し。ここから心房細動が始まった。2024/03/05
シロうさぎ
7
実際に手術を受けた私としては、心カテーテルアブレーション手術を受けるか迷っている方にはあまりお勧めできない本だと思いました。手術があまり意味が無い様に思えてくるかもですね。ただし、心房細胞の関連医学用語を理解するには分かり易く解説してあって良かったです。2019/02/24
akanishi
3
加齢はしかたないが、体重、飲酒は自分の力で何とかできる、とのメッセージをいただいた。はい。2020/06/27
無添
3
02020/05/09
えいとうっど
2
極めて個人的なお気に入り度合い:★★☆☆☆2点 昨年父親が心房細動から脳梗塞を発症し、正月は義父が心不全に至り亡くなった。高齢化とともに心臓の劣化は避けられない。2019/04/20