小学館版 学習まんが人物館<br> 小学館版 学習まんが人物館 キュリー夫人

個数:1
紙書籍版価格
¥935
  • 電子書籍
  • Reader

小学館版 学習まんが人物館
小学館版 学習まんが人物館 キュリー夫人

  • ISBN:9784092700024

ファイル: /

内容説明

ノーベル物理学賞とノーベル化学賞の二つを受賞した女性科学者!

夜の静けさの中、そまつな実験室で、キュリー夫妻は、暗やみの中に青白く輝く光を見つめていました。それはラジウムの放つ光であり、このラジウムの発見こそ、原子力時代の夜明けをつげるものでした。マリー・キュリーは、1867年にポーランドのワルシャワで生まれました。当時のポーランドは、ロシアの支配下にあって、キュリー一家は苦しい生活をしいられました。物理の先生をしていた父の影響もあり、物理が好きになったマリーは、パリへ出て、ソルボンヌ大学へ入学しました。そこで知り合った物理学者、ピエール・キュリーと結婚し、二人の共同研究が始まります。二人の女の子が生まれましたが、この間にも、マリーは家事をこなしながら研究を続けました。キュリー夫妻は、ピッチブレンドという鉱物の中には、ウランよりもはるかに強い放射能を出す物質があると考え、実験をくりかえしていきます。そして、1898年、4年にわたる実験のすえ、キュリー夫妻は、ピッチブレンドの中から、ポロニウムとラジウムを発見したのです。この功績で、夫妻はノーベル物理学賞を受賞しました。その後、マリーは夫ピエールを事故で失いますが、その悲しみをのりこえて研究を続け、1910年に、金属ラジウムを取り出すことを発見し、ノーベル化学賞を受賞しました。二つのノーベル賞に輝くキュリー夫人の、ひたむきな姿を感動的に描いた科学者伝記です。

この作品の容量は、68.1MB(校正データ時の数値)です。

【ご注意】 

※本書電子版には、底本の資料編は掲載されていません。

※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

※この作品は一部カラーが含まれます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

81
図書館本 住んでいる家を追い出されたらロシア嫌いになりますね。(キュリー夫人のロシア嫌いは別の児童向け伝記シリーズで読んだ) 魔法使いというのは結構当たっているのかも?ケプラーは太陽を神様だと思っていたようですし、ニュートンは錬金術にはまり込んだみたいですし…。科学には黒魔術の印象があるとかないとか?2021/12/21

yu

15
キュリー夫人の伝記は子供の頃に読んだのにほとんど覚えていなかった。ラジウムを発見した後の夫のピエールの「この先、人間はこのとてつもないエネルギーを正しく使えるんだろうか。」のセリフが重いです。内容はマンガなので分かりやすく読みやすい。2015/12/28

シモネッタ

6
祖国ポーランドを愛し、ラジウムの発見などでノーベル賞をふたつも受賞したマリー。長い間の実験で放射能をあび続け命を縮めてしまいました。あらためて読んで感動です。2017/08/10

シチミ

5
今更ながらですが、キュリー夫人を伝記マンガで読んだ。ロシアに占領されていたころのポーランドで生まれた女性。まあ、とにかく天才的に頭が良い。語学力もあって、理系的な分析力もあると。当時の女性として大学に行くのが異例だが、一旦研究者の道を諦めて教師として行きていこうとするが、周りが放っておかないタイプ。本当の天才肌。始めての放射性物質を見つけた時に、虐げられたポーランドへの思いを込めて、ポロニウムと名付けるところは感動的。その後、放射性物質の研究に打ち込みすぎることで、白血病で亡くなるということが悲しい。2022/01/03

二条ママ

4
長女7歳。図書館本。娘が選んだ本。独り読み。2018/04/19

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/147239
  • ご注意事項

最近チェックした商品