角川文庫<br> 黒い森の記憶

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角川文庫
黒い森の記憶

  • 著者名:赤川次郎【著者】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • KADOKAWA(2018/12発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
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  • ISBN:9784041065976

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内容説明

深く黒い森の果て、かつて名医と呼ばれた老人が1人で暮らす山小屋へ、足を撃たれた男が転がり込んでくる。男は、世間を騒がせている連続少女暴行殺人事件の容疑者として追われていた。配達員にすら会わないほど人嫌いのはずの老人は、なぜか男を匿うことにする。同じ頃、老人のもとには差出人不明の不気味な小包が次々と届いていた……。

森の見せる悪夢に、人々はなすすべもなく呑み込まれていく。初期の異色サスペンス長編!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

coco夏ko10角

17
赤川次郎のサスペンスやはり面白い。森の中で一人暮らしている元医師の「老人」。なぜ人と関わらない生活をしているのか、ある事件の容疑者の「男」との生活、送られてくる荷物の意味と主、そして…。情景の描写の仕方がより不気味さを誘う。終盤のあれこれで「そうだったのか」と思い本を閉じたか引っかかることがいくつかあり今は「そうだったのか?」と。はっきりしてることだけ繋いでいくと違う図が見えてきそう。2023/01/18

季鈴

10
久しぶりの赤川さんでしたがしっかりと騙されました、最後まで二転三転して。とにかく老人が器用で巧みに人を遮る人間味がある人で舌を巻くばかり。対する彼に関わる人たちもやっぱりどこか愛嬌があって緊迫した場面であってもやり取りが面白い。容疑者も警部も配達員もみんな肩の力が抜けてて嘘か真実か惑わされてしまう。結局、少女暴行事件の犯人は?謎なかんじだったけどなんとなく童話を読んでいるような感覚になる楽しいミステリーでした。2024/02/09

小豆姫

9
懐かしの復刻版。赤川次郎作品を読むのはうん十年ぶり。古いヒッチコック映画をじっくりみているような味わいがあった。でも60歳くらいの主人公を老人と呼ぶのはちょいと違和感が… 前期高齢者でもないのにね… これも時代なんだな。2019/01/25

Mai

8
山荘にひっそり住む人嫌いの老人(元医者)は、ある日連続殺人事件の容疑者を匿うことにした。その理由は?老人の人嫌いには”ある秘密”が…。 これはすごい。読み進めていくたびにまた一段、また一段と深みにハマっていく😳こちらの予想の裏の裏をかいてくる。登場人物全員が謎めいて怪しいし、真相の裏にはまだ”秘密”がありそう。じっくり読まないと、伏線を拾いきれない😳 情景描写が良かった。山荘の静けさ、不穏さ、天候の様子など、自分が山荘にいる気分になった。2022/05/02

ともも

8
★★☆☆☆ 最初から出てくる怪しい老人...スカッとするミステリーが好きなので星2点としました。ストーリーはさすが赤川氏で読みやすくすっと入ってくる日文章です。最後はああやっぱり...の展開でした。2019/11/29

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