内容説明
根底に人間愛を
(1)根底に人間愛を…愛あっての喜怒哀楽。機微であり、同時に他人や草木、万物への愛の表現を込めて創りたい。
(2)個性と品格を…その人らしい、自分らしい内面性、主観性を重んじ、同時に品格と文芸性ある句を創りたい。
(3)一元的、説明的ではなく…多元的な広がりと深みある句を創りたい。(柳言より)
短詩型文芸界に燦然と輝く、ベスト・オブ・ベスト川柳!
47都道府県から川柳界を代表する最精鋭の第一線作家による柳言と秀句集、圧巻の川柳作家ベストコレクションシリーズ200。
石川を代表する川柳作家・北村幽犀子の渾身の作品群!
本書のサブタイトルになっている作品は著者の代表作「玉子の曲線を人が割り続け」。
おやまあアレッくるりコソコソすたすたすた
おほほほほコロコロアハハハわはははは
でもしかし だからといって そうとしか
ポッカポカかんかんハラハラひゅうひゅうひゅう
トントントンどんどんガタガタバリンバリン
これだけは きっとそうだよ もちろんさ
優しさがまぁるい風を呼び起こす
目次
柳言
第一章 玉響の命
第二章 雪解けの雫
あとがき