内容説明
神様にも食育は必要!? 人気!神様グルメ奇譚第三弾!
神隠しに遭い「神様の料理番」となった、りん。
美しい神様・御先様に「美味い」と言わせるべく、電気もガスもない世界「神域」で毎日奮闘している。
師走を迎えたある日、りんは不思議な夢を見る。
子どもが泣きながらお腹が空いたと泣いているのだ。
実はそれが、ある神様からの呼び出しのサインで――。
続々重版の人気シリーズ、第三弾の舞台は伊勢!
おせち料理と神様たちの迎春の物語。
◎著者
石田 空
大阪府生まれ。10年以上前に個人サイトを立ち上げて自作の小説発表をはじめる。
やがてウェブ小説サイトへ投稿するようになり、2013年『スイッチの入った瞬間』で電子書籍デビュー。
16年に「失恋美容院」で第2回「お仕事小説コン」特別賞を受賞。受賞作を改題した『サヨナラ坂の美容院』で紙書籍デビュー。
紙書籍2作目となる『神様のごちそう』が発売後即重版のヒット作となった。
◎カバーイラスト
転
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
77
神様のごちそうその3。御先様の意外な一面も見られる副題にもある伊勢のシーンが印象的。2018/12/13
hirune
37
【Kindle】御先様の神域でりんが使う道具の中で 一番役に立ってるのはちりとりじゃないかしら?花火やくーちゃんを入れて運ぶから😄今回は伊勢に呼ばれて、食事ができない年神様の食育してきたりんだけど、毎年豊穣神の種として年神様が配られるなら神様でいっぱいになりそうですね。年神様は毎年同じ神様が来るのかと思ってたから、子どもの神様なのは斬新に感じました☆2019/04/22
メルル
21
「神様のごちそう」シリーズ第三弾。今回も神域で神様の料理番を務めるりんの物語。りんも杜氏のこじかも仕事の事となると真面目で気を抜けなくなる所がある。でもそれほど熱中できるということが羨ましい。自分の仕事に誇りを持っている印象を受ける。御先様は無口でいつも表情を変えることも無いが、今回は穏やかで優しい部分も垣間見れた。料理がとても丁寧に感じるこの物語は良作。2019/01/11
よっしー
15
新年を迎える。改めて、実際は大切な行事だったのだと感じました。おせち料理の意味合い、年末に大掃除をする意味、門松や注連縄を飾る理由。神様をお迎えするために大切なものなのですね。そんな中、お屠蘇の意味を知れたのは良かったです。若い者から順番に…。何となくでしてきてた行動の意味が繋がりました!! にしても、御崎さまもどんどん人間の考えを理解していってますね。今後、どんな展開になるのか楽しみです。2021/03/29
セディ
6
お節料理がすごく美味しそうだった。お正月が近づいてくる感じがわくわくした。限られた材料の中でいろんなものを調達しおせちやご飯を作る様子がとても魅力を感じた。とても仕事にやりがいを感じているように感じてうらやましく感じた。2019/09/12