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内容説明
わたしを真に幸福にするのは、誰なのだろう
ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。
初めての友人や、恋人、そして詩の創作と出会うことで、「ほんとうの言葉」を見つけていきます。
生きづらさに何度も打ちのめされそうになっても、「表現する」ことが、わたしを救ってくれる。
そして、少しずつ、世界は、これまでと違って見え始める――
資生堂のウェブ花椿にて2017年10月~2018年10月に連載されていた本作。連載時より「しんどいけれど、読む手がとまらない」「ダルちゃんは、私だ」と大反響の声が集まった傑作コミックを、フルカラーで単行本化。
自分を真に幸せにするのは、誰なのか。
その答えに自ら辿り着こうとする姿に心揺さぶられます。
希望が射す圧巻の物語完結編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁かな❁
116
生きることはどうしてこんなに寂しいのと嘆いていたダルちゃん。そんなダルちゃんにも素敵な出逢いが。サトウさんとの関係がいい。大切なお友達が幸せでいてくれることはすごく嬉しい。2人のやり取りに今回も涙した。「私を幸せにするのは私しかない」「人生っていくらでも可能性がある。自分で自分の可能性を狭めて頑なな思い込みの中で生きてきたんだなぁ。私が思ってたよりずっとたくさん道はあるのかも」ダルちゃんがやりたいことを見つけ、精神的に強くなり成長していく姿に勇気をもらえた。きっとみんな大丈夫。ラストも本当に良かった。2020/05/31
Kumiko
35
ダルちゃんの決意が、私の心をえぐりそこに染みていく。何が?暖かさが。生きづらさを感じた時に思い出し、心をくるんでくれる暖かい何かが染み込んでいく。未熟者の私は未だに人と違うことに対して開き直れない時がある。でも、開き直る必要はないんだと思った。ただ受け入れるだけ。そういう自分、そういう人達。男とか女ではなく。違う人達が繋がって社会が作られている。偽りの姿しか見せなければ、人は偽りのフィルターを通してしか自分を見てくれない。本当の自分を知ってほしければ、フィルターを外してもらう努力をするしかない。2019/03/13
tomi
31
私を幸せにするのは、私しかいない。表現者としての目覚めと軋轢。辛い別れを選びながらも、前を向いて歩いてゆくダルちゃん。秀作です。 尚、作中に出てきた詩集は夭折した歌人・笹井宏之の「えーえんとくちから」だそうです。ちくま文庫から復刊されたので手に取ってみたい。2020/03/07
吾亦紅
30
ダルダル星人のダルちゃんは「ふつうの人」に擬態して派遣の仕事をする女の子。まわりの目を気にして自分を見失い、自分自身を大切にしてこなかった。「わたしを真に幸福にするのは誰なのだろう」…ダルちゃんが苦しみの先に見つけた答えに心震えた。なにかに擬態して苦しんでいる人は数多くいると思う。大切にしたい本に出会えました。2019/03/13
olive
26
奇跡だと思える恋を手に入れたダルちゃんは大切な詩も手に入れる。二つの大切なものなのにどちらかを手放さなければいけなくなった時ダルちゃんが選んだのは?おばちゃんになった私にはダルちゃんの決断の意味もわかるし、それがメビウスの輪のごとく表になったり裏になったりするのだと・・・私はその後のダルちゃんが知りたい。そこが本当に見たかった答えだから。2019/01/27
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