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内容説明
普通の人に「擬態」しても、生きづらい。
ダルダル星人の姿を隠して、一生懸命に「働く24歳女性」に「擬態」するダルちゃん。
ダルちゃんは「普通」じゃない。そのままの姿だと気持ち悪がられます。
だから社会のルールを一生懸命覚えて、居場所を探します。
誰かに合わせて生きていると、自分が本当は何を考えているのかわからなくなるけれど、それで相手が喜んでくれているのなら、人に合わせることの、何がいけないのだろう――。
資生堂のウェブ花椿にて2017年10月~2018年10月に連載されていた本作。連載時より「しんどいけれど、読む手がとまらない」「ダルちゃんは、私だ」と大反響の声が集まった傑作コミックを、フルカラーで単行本化。
孤独への強烈な自覚のある人物が創作に目覚める過程を通じて、自身の「ほんとうの言葉」を獲得していく姿は、圧巻です。
くるおしいほどの切実さが胸に迫る傑作コミック。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
❁かな❁
114
新井賞を受賞した作品。コミックで受賞するのは初めてなので気になって読んでみました。ダルちゃんこと丸山成美は24歳の派遣社員。周りの人達と違うのを気にし本当はダルダルしたいのに外では普通の人に擬態して生きている。20代の女性に向けて書かれた作品とのことですが、どの年代にも気持ちわかるところがあると思う。周りから浮いてしまわないように本当の気持ちを押し殺して笑顔でその場を乗り越えたり。ダルちゃんの生き辛さがよく伝わってくる。普通にしなきゃって常に考えるのなんてすごくしんどいだろうな。サトウさんとの場面で涙。2020/05/31
しいたけ
101
噂の新井賞受賞作。資生堂ウェブ花椿に掲載されていたものだとか。資生堂の社会福祉財団の取り組みにはいつも敬意を払っているが、おしゃれな広報誌でこのようなコミックを扱うとは感服した。ダルちゃんの生きづらさ、ふつうに振る舞おうとする健気さ、社会にとけ込めない寂しさ。世の中にたくさんいるはずの「ダルちゃん」を、わかっているよと肩を抱くようなストーリー。居場所を見つけてほしい。自分を大好きにさせてくれる人と出会ってほしい。傑作。2019/02/19
tomi
30
常に周りの目を気にして、浮かないように「普通の」OLに「擬態」して生きている「ダルちゃん」。初めてできた友達のサトウさんと彼女が愛読していた詩集との出会いから、少しづつ本当の気持ちを取り戻してゆきます。サトウさんの言葉で、不覚にも涙が出ました。(2巻へ)2020/03/07
Pure
30
娘から借りて読みました。なかなかえぐるストーリーでした。私もダルダル星人的資質(何だソレ)を持っているので共感できる。ダルダル星人がこの世の中で生きていくにはどうしたらいいのかな?ダルダル星人が増殖しているようにも思えるこの世の中、どうしたらいいのかな?2019/08/17
かさお
23
ダルちゃん、というネーミングがツボを得ている。日々頑張って社会で生きてる女性に読んでもらいたい。空気を読んで、嫌われないように、はみでないように、変わってると思われないように、今日も私は擬態する。ダルちゃん、ってそんな人。好きでもない人を好きになる事で、自分は間違ってないと懸命に任務遂行しようとする姿に泣きそうになった。自分をしっかりと見てくれる先輩女性と出会う事で、ダルちゃんは成長していく。2020/03/03
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