集英社みらい文庫 この声とどけ！ 恋がはじまる放送室☆

著者名：神戸遥真【著】/木乃ひのき【イラストレーター】

集英社（2018/11発売）

• ISBN：9784083214325

内容説明

「１年１組出席番号１番」という不運（？）のせいで、中学の入学式で新入生代表あいさつをやらされることになったヒナ。当日、心臓バクバクで練習していたら、イケメンの２年生・五十嵐先パイが通りかかり…!?　その出会いから数日後、ヒナは五十嵐先パイからいきなり告白されちゃって…??　先パイにあこがれて入った放送部は、女子ギライの同級生に幽霊部員と、「ワケアリ男子」だらけ――!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ごま麦茶]

放送部に誘われた陽菜ちゃん。自分に自信がなくて逃げてばかりだったという陽菜ちゃんの成長をほのぼの見守りつつ、応援しつつ読みました。ヒビキと打ち解けていくのもほっこり。言葉って呪いにもなるし、ギフトにもなる。改めて言葉の使い方を考えさせてくれる本でした。今後の陽菜ちゃんの恋の行方が楽しみです。学生時代、放送委員会だったけど、おたよりコーナーはなかったので楽しそうで羨ましい！そして、中学校名にひっかかってしまう千葉県民なのでした（笑）

2023/02/23

[とりじまカラス]

放送部が主題の珍しい作品。 しっかりと取材が行われており、読んでいて「そうなんだ！」と驚くことが度々ありました。 今まで何事からも逃げ続けていた主人公の成長がしっかり描かれています。

2019/10/12

[色素薄い系]

今ってネームプレート付けてる学校あるんだろうか？と思った。メインはヒナの成長だと思うけどヒナの活躍でバラバラだった放送部が復活し無事お昼の放送を再開できて良かったです。

2022/01/16

[とりじまカラス]

主人公のヒナは今まで何をやっても続かなかった女の子。 しかしとある出合いがキッカケで、ヒナは放送部に入ることになり……。 この作品に出てくる男性キャラはステキ男子ばかりなのですが、みんな素直じゃないんですよね。 過去にとらわれて素直になれないステキ男子たち。 そんな彼らの心を開いていく、ヒナの主人公っぷりがよかったです。 各キャラを成長させつつ、ヒナを主人公としてしっかり活躍させる、技術力の高い話でした。

2020/12/06