内容説明
製薬会社の秘書・麻矢は、「人殺しの会社」と受付に押しかけてきた男から、ある写真を預かる。それは病院で死亡した男の父親の解剖写真で、白濁した内臓が写っていた。麻矢の会社が開発した白い人工血液、フロロゾルが使われたことで父親は死んだというのだ。フロロゾルの存在を全く知らなかった麻矢は、写真を男に渡した元婦長鳥飼キヨ子を訪ねて静岡に向かう――。戦国時代の母子哀話、遠くスペインはカディスから逃れてきたフラメンコ歌手とギタリスト、輸血を禁じる謎の新興宗教、海岸の失踪事件。壮大な仕掛けが徐々に一つの線で繋がっていく、超エンタテインメント!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつ
38
勢い良く読み進み、下巻へ。2018/12/16
sayan
23
著者の作品初読み。本書初出は1999年。機内で読むに丁度良さそうな文量に、図書館で手に取った。タイトルから何かしら、鼓舞・奮迅といった内容かと勝手に想像。それは見事に裏切られる。とにかく、冒頭からテーマが盛りだくさん。6~7はある。拉致問題、医療廃棄物、新興宗教…などなど。取っ散らかっているか、というと意外とそうでもない。というか、無理なくつながる。しかし、あまりのテーマ過多に満足といよりも満腹。2018/12/28
米太郎
17
話が二転三転し、舞台の場所もコロコロ変わり、時代を感じる場面も多々。ハッピーエンドにはならなそうだが、とりあえず下巻に2023/01/20
スナイデル
12
3.52022/12/27
あや
11
感想は下巻で。2019/01/15
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