小学館文庫キャラブン!<br> 死神憑きの浮世堂 迷宮の戻り人

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小学館文庫キャラブン!
死神憑きの浮世堂 迷宮の戻り人

  • ISBN:9784094065831

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内容説明

人形修理師は過去の記憶に囚われる――。

人形修理工房〈浮世堂〉の主人・城戸利市のもとに、悪友の僧侶・愚浄から日本人形がらみのトラブル解決依頼が舞い込む。依頼主は伊武冬馬。ドイツの血を引く青年だった。利市は冬馬に不思議な縁を感じて……。
「骸屋」という家業の一族は、依頼者が頼んだ愛する死者の身体を時代を超えて保存し続け、あるタイミングで別の人間から魂を奪いその死者に移す。魂を奪われた人間は死ぬのだ。
骸屋の技を継ぐものは永遠の命を得て死なない。そんな一族に現代の人形修理師・利市が挑む、絶品オカルト・ロマン! ゾクゾクと哀しみが止まらない・・・!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

papako

56
シリーズ続けて。逆さ人形から始まる。とりあえず憎しみを飼い慣らしている利市の元に愚浄が持ち込んだ仕事から冬馬という青年と知り合う。含みをもった冬馬の狙いは?バレリーナ人形の修理、そして絵画。冬馬の本当の想いとは。『忘れ得ぬ者』決着がついて良かった。そして、とても前向きであたたかいお話でした。うん、次も出るといいな。2019/11/25

はつばあば

51
人形修理屋城戸利市2作目。グイグイと引き込まれる。美坊主の愚浄さんが益々魅力を発揮してくれるし、利一とBLでも構わないよって言いたいけど利一さんにはぬいさんが気になる存在。弟と被さっているからねぇ・・罪だねぇ。罪と言えば一体何者ゾって言いたくなる冬馬くんも元泡沫人形だった。美貌だけで泡沫人形にされたくはないが、愛する者を人形ででも残したいって気持ちわかるよねぇ。これから彼らは友人と言う名で明るい未来が少しだけ見えた気がする。オカルトファンタジー続きがあればいいなぁ2019/12/10

momi

43
シリーズ第二弾!愛するものおいて亡くなった高名な人形師…。江戸時代から現代へ想いだけが残る!!今回の人形修理工師・利一への依頼は「祟る人形」「バレリーナ人形」「熊のぬいぐるみ」利一の背負う悲しみもまた切ない…。その利一に相談したいことがあると言う青年…。 「人は死ぬまで誰かの子供…」その言葉が心に深くしみました…。 いろんな悲しみを見せられたけれど…ラストは温かくて優しくて…とても良かったです!!2019/02/08

よっち

37
友人の僧侶・愚浄からの紹介で伊武冬馬と名乗る青年仕事が舞い込み、古い家に憑いた人形の祟りを鎮めて欲しいと依頼された利市。そこで利市は新たな“死神”との闘いに巻き込まれてゆく第二弾。冬馬によって依頼される逆さ人形の呪い、壊されたバレリーナのオルゴール、そして利市の因縁とも繋がる人斬りの骸との邂逅。過去を簡単には許せないけれど何とかしたいという中での今回の事件が、ひとつの転機になってくれるといいんですけどね。ぬいと利市の今後も気になるけど、もしかして状況的に次回は愚浄と二人でタイ旅行ですか?楽しみにしてます。2018/12/16

ぽろん

37
うーん、前作が中々思い出せなくて、この世界観に入り込めずに終わってしまった。最近、そういう事が多くて、勿体ない読み方でちと反省。でも、この生々しい前世の記憶はしんどいな。泡沫人形というのも、、。次巻は、もういいかなあ。2018/11/23

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