内容説明
【本文イラスト完全収録版】中央教会の見習い聖職者であるアンナは、その身に秘められた謎により狙われていた。そんな彼女を、中央教会に追われる反逆者《裏切りの獅子》ユリウスと《竜の魔女》サロメは、半ば誘拐する形で、旅に連れ出した。旅路を進む一行の前に突如姿を現した、蛇のような体をした紫の禍竜。さらには拳を振るう蒼き禍竜までも出現する。だが、その遭遇はユリウスの過去を巡る戦いの始まりに過ぎなかった。二頭の巨竜が、獅子の聖印をさげた鎧の少女が、ユリウスに迫る！ 竜と鋼と魔女のファンタジー、時々コメディ第二弾。
目次
序章 竜が刺さる
第一章 働きたくない獅子の、馬子にも衣装
第二章 蒼き竜拳、紫の竜槍
第三章 裏切りの始まり
第四章 鋼鉄の激突
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yobata
15
教皇領へ向けて旅立ったアンナとユリウス達。立ち寄ったダルムシュタットの街はヴァインハイムという村が禍竜を使い反乱を企てているらしくユリウスは単身でその村に乗り込むことに。しかしその村はユリウスにとって思い入れのある村で…。ユリウス、本当昔はイイ子だったんだねwでも根の優しさは昔のままで本来の目的は一人で恨みを背負い村を救うこと。今回は獅子の牙の元同僚コルネリアが登場。かつては守るはずだったユリウスが裏切りのため、今は異端者として始末しなきゃいけないという違った意味での一途。この執着が恋愛の方向に→2015/01/31
teorai(ショウ)
3
中の中。久々にこの系統を読みましたが思いの外、すぐ入り込めるよい作品でした。女性陣が多いことを除けば、主人公と敵との因縁や恋愛(?)など盛り上がる要素が多々あって面白いです。コルネリアさんにはまた登場してほしい。主人公と共闘なんてしたらいいな～2016/04/08
アナグマ
3
再読。うん、おもしろい。読んでて、ついわくわくしてしまファンタジーは本当に大好き。この表紙の娘と主人公の一騎打ちは彼らの過去のつながりを考えると本当に熱いものがあった。２巻を読むのは３回目なのですが、前ほどの感動はさすがになかった。あのときは２人の一騎打ちやアンナがユリウスのために頑張るところとかで感動のあまり泣いてたから、どうかしてた。そして２巻のぽんかんさんのイラストすごかった。担当作品ではこの巻のぽんかんさんのイラストが一番好きです。あと、いつまでも一途なコルネリアすごく可愛いｈｔｍｍｐｒｐｒ2014/11/12
青豆
2
ハーレムラノの先駆けなんだろうか（笑）主人公がヒロイン達に命は賭けて戦う所がクドい感じです（言ってる事がいちいち恥ずかしい・・・虫唾が走ります）。サメロとアンナの漫才が面白いです。特にサメロが良い味出してます。この調子だとヒロイン増員でハーレムワールド拡大の予感（爆）やっぱり電撃ぽいね。作風が・・・2015/11/09
ちかもり@再出発
2
う～ん・・・ セリフに「！」とか「！！」が多すぎやしませんか。常に同じレベルの高いテンションでしゃべられているようで読む側が緩急付けにくいっすよ。読んでいてすごく肩が凝ってしまう。お話は禍竜姉妹を退治？してかつての同僚と・・・って感じのわりと単純な話なのに、カットバック的に過去話を挿入してきてわざわざ構成を複雑にしてる感じ。過去話をまとめずにこうする必要があったんかなあ？文章や構成にばかり気を取られてお話に集中できなかった感じです。やや残念2014/01/04
