内容説明
「恐怖の帝王」がデビュー40年目にして初めてミステリーを書いた!
暗い霧雨の朝。仕事を求める人々の列に、何者かが駆る暴走車が突っ込んだ。多数の死傷者を残して車は走り去り、事件は未解決に終わった。
そして今、退職刑事ホッジズのもとに犯人からの挑戦状が届く。
「こいつをこの手で捕らえてやる」。決意したホッジズは、孤独な調査を開始する――。
退職刑事VS卑劣な殺人鬼。米最高のミステリー賞・エドガー賞を受賞した巨匠の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Tetchy
131
退職刑事ビル・ホッジズ3部作1作目。なんとキング齢68歳の新シリーズ物で、しかもスーパーナチュラルやホラー要素の全くない、純粋なミステリであり、しかもエドガー賞受賞作でもある。全くキングの旺盛な創作意欲には畏れ入る。退職した彼の許に届いた一通の手紙は彼の未解決事件の1つ、メルセデス・キラーからの挑戦状であったことから、彼は再び刑事の意地と誇りを奮い立たせる。つまりこれはある退職刑事の再生の物語である。しかし暴走する車が次々と人々を轢き殺す事件とは、最近中国で同じような事件があっただけに創作物とは思えない。2025/03/30
茜
116
アウトサイダーで活躍した魅力的な人物である「ホリー・ギブニー」の過去を知りたいが為に読み始めました。三部作の上に文庫版では上下巻あるみたいなので都合6冊読むことになります。まだ1部の上巻を読み終えた時点ではホリー・ギブニーは登場せず。それでもストーリーには惹きつけられます。アウトサイダーでホリー・ギブニーが使った武器であるハッピースラッパー(靴下にボールベアリングを入れた手製の武器)が登場して「おぉ!」と驚いたり。下巻の登場人物にやっとホリー・ギブニーが載っていたので下巻が楽しみです。2021/09/15
しゅう
107
ホラー要素のないキングのミステリーもの。就職フェアに集まっていた参加者を次々に撥ね、多数の犠牲者を出したメルセデス・キラー。犯人を追っていた退職刑事のホッジズに挑戦状が送られてくる。生きる望みを失っていたホッジズが奮い立つ。自らエサを撒いたつもりのメルセデス・キラーが徐々に追い詰められていく。窮鼠猫を噛むの諺通りにならないことを祈りつつ下巻へ。2025/09/16
nuit@積読消化中
105
久々のキング。そしてやっぱりキングはおもしろい!なんとか時間を捻出して上巻を読み終え、先が気になって仕方がない!下巻へ〜!2019/01/28
ゆいまある
83
キング初のミステリー(え、初めてだっけ?)。金持ちから盗んだ重量セダン、メルセデスSL500を凶器に無差別殺人を行うサイコキラー。それを追うのが退職した刑事と天才高校生コンビ。キングならではの不気味な気配漂う中に、人物ひとりひとりへの愛情が伝わる描写。キングの出汁がよく効いてて味わい深い。犯人の心理描写が見事。これ書く為にSL買ったのかなあとか、ネット犯罪についても詳しいので、専門のスタッフが居るんだろうなあと思いながら読む。古い作品より最近のキングの方が愛があって好きだ。ロマンスもあるでよ。2019/12/29




