内容説明
飛び交う金礫、疾駆する荒馬! これぞ室町ウェスタン! 伝奇時代小説迫真の第2弾! 攫われた我が子を探す僧とともに、土佐へと向かう獅子若たち「はぐれ馬借」一行。だが、背後からはかつての仇に率いられた凶賊が迫り、さらには義経より与えられた諸国往来自由の書を奪わんとする代官が立ちふさがる。一方、叡山領東坂本では、商人による米価吊り上げの奸計に地元馬借衆がついに牙を剥き──時代のうねりが力なき庶民を争いへと駆り立ててゆく。室町伝奇小説、緊迫の第2巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
zero
1
年代的には室町中期。南北朝時代?このあたりはあまり描かれていない時代のような気がするので逆に新鮮。ただ、歴史イベントと主人公達がどう絡んでいくのか。巷で流行りの応仁の乱まではいかないよなぁ。2019/09/28
ぴよぴよ
0
一巻に続いて読了。 徳島、高知が舞台とあって、非常に親近感がわいた。 今回は馬との関わりに加えて、徳島では吉野川の荒くれ具合、川を中心とした町作りから徳島の歴史が、高知では山、川、木と生きる文化が想像できた。ちょっと前までそうした文化が継承されて、共に生きてきたはずが、今の社会はそれらを感じなくても生きていけるものとなっていると思う。 社会は今も変化していって、それに対応する必要があるけれど、過去を知らずに生きていては、心が小さくなってしまうと思った。 不条理な社会に反発するが出来ない獅子若にも共感した。2020/04/12
ササーキー
0
馬借という職業があったのね。はじめて知りました。いまの時代の宅配も重要です。何のために働くのか。今昔、共通の課題ですな。2018/11/03
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