14歳の世渡り術<br> 死体が教えてくれたこと

個数:1
紙書籍版価格
¥1,485
  • 電子書籍
  • Reader

14歳の世渡り術
死体が教えてくれたこと

  • 著者名:上野正彦【著】
  • 価格 ¥1,485(本体¥1,350)
  • 河出書房新社(2018/10発売)
  • ポイント 13pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784309617152

ファイル: /

内容説明

2万体の検死解剖を行った法医学の第一人者が初めて若者に向けた一冊を出版。声なき者の声をきくということ、どんな境遇でも生き抜くべき命の大切さを89年の生涯を振り返りながら説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ままこ

95
児童書コーナーにあった本。御歳89歳になる上野先生がこれまで体験されたことや法医学に携わってきたことで感じたことが書かれている。「あしたのジョー」のあのラストシーンの生死まで鑑定されていたとは驚き。法医学が雑学といわれる所以など興味深く読ませていただきました。「心が通じ合っていれば…心の中があの世かもしれないと思う」奥様と愛犬の死別の章は心に残る。多感な年頃の子供向けに指針を示す本だが大人にも色々と感ずるものがあった。2019/02/02

たっくん

94
元東京都監察院院長、監察医上野正彦氏。25歳で医師になったが、法医学を専攻したので、生きている人には縁がなくななる。亡くなった人を検死したり、解剖して死因を究明したりする監察医を激動の昭和の時代30年間勤め、その間2万体の変死者に向き合ってきた・・「我思う、ゆえに、我あり」自分はなぜここにいるのか、そういうことを考えること自体が自分が存在する証明であると、上野氏が10代の若者に語る。数々の感動を誘う含蓄ある示唆に若者だけでなく、大人たちにも読んでもらいたい一冊。良書。2023/01/10

ふぅわん

74
【10代思春期の方、子を持つ親に読んでほしい】とても素晴らしい本。グッとくる(涙)監察医を目指した理由、経験談、「あしたのジョー」の鑑定などなど命について記載あり。「死んだ人こそ、名医に診てもらわなければならない」「金よりも命がけで大事、医者は商売ではない」「人は流れる水のように素直であってほしい」「死にたいは生きたいということ」未来を担う若者への優しく力強いメッセージで溢れている。今まさに苦しんでいる若者には、すぐ読んでほしい。【自由に、おおらかに、存分に生きよ】沢山の人に読んでほしい!教育関係の方も。2019/06/03

そら

49
監察医の上野正彦先生の本は何冊か読みお名前を知っていたので、たまたま図書館で見つけ手に取った。中学生に向けた人生の教科書のような内容で、産まれ育った環境や、貧しい人を助けるような医者だった父親のこと、戦争体験から監察医になった経緯まで上野さんの生き様が描かれている。検死や解剖をしたご遺体の話には亡くなった方のリアルな人生があり、命の大切さや生きるということがわかりやすくシンプルに書かれている。自殺者が多い現代、"死にたいは、生きたいということ"と言うメッセージが響いた。大人が読んでも心に残る内容だった。2021/03/18

たまきら

42
上野先生の本は数々読んできましたが、「14歳の世渡り術」として書かれてこの本は素晴らしかったです。90を過ぎた元監察医の回顧録ですが、お金は二の次で人を助けた町医者であった父親の話、末期がんで亡くなられた奥様や、一時不登校になった息子さんの話…。著者の人生全てに「生きる」の大切な要素がつまっています。上野先生、素晴らしいメッセージをありがとう。2022/11/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13112998
  • ご注意事項