内容説明
「なぜこんなことをするのだろう?」。動物の行動を不思議に思ったことはありませんか? 植物と違い動き回れる動物は、私たちからすれば考えられない、さまざまな行動を見せます。寝る前に不思議な行動をするイヌ、狭いところを通り抜けられるネコ、いつも口をモゴモゴしているウシ、動物園の檻の中で寝てばかりいるライオン、糞を食べるウサギ……。動物を観察する際のポイントをとおして、動物学の基礎を学ぶことができる一冊!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ZEPPELIN
3
これはなかなかのアタリ本。ヒトを含む動物の体の仕組みや生き方の違いを解説しながら、動物に対する興味と理解を深めていく。面白いなと思ったのは、鳥や魚にもうつ病が存在するということ。こればかりはヒト特有のものだと思っていたのでかなりの驚き。また、ヒトとイヌが繋がりを強めることによって共に進化してきたというのも犬好きには嬉しい話。遥か昔、ヒトがイヌを従えたのか、またはイヌがヒトに近寄ってきたのか。出来るものなら共生スタート時の様子を見てみたい2014/10/28
λ
1
動物の分類とかに興味があったので購入。あまり、用語を羅列しないので、読みやすい分体系的な知識は得られない(教科書的ではない読本寄り)。1時間くらいで読めると思う。断片的な知識が得られるのでお勧め。こういう超読みやすい動物の入門書もっと増えればいいな。2017/04/16
麿苺
1
わかりやすかったです。2016/02/13
ーう˙ᵕ˙
1
哺乳類を中心に、動物の行動全般の解説がわかりやすく書かれてる。睡眠のところが特におもしろかった。口をモゴモゴさせながら寝ていたとは…。2014/11/13
ヒコ。
1
小樽水族館でセイウチのウチオと見つめ合っていた時、彼の眼の白目が体色と同じ色をしていることに気付きました。そうか、ヒトはコミュニケーションのために白目が白く、黒い瞳の動きが読みやすいのではないか。この本にはそういう話がぎゅっと圧縮されている。ヒトの祖先がドジョウだったら、我々はお尻から息を吐いていたかもしれない。鳥の気嚢の仕組みが簡潔に書かれているのもいい2014/11/11