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内容説明
経済学の抽象的な印象に苦しんだり戸惑ったりしたことはありませんか? 経済学は物事を考えるための強力なフレームワークとしての側面もあります。この本はたくさんの現実と理論のキャッチボールを紹介します。図表や数式は全く使いません。まずは気軽に本書『読むエコ』を読んでみてください。
※本書の底本は2012年刊行ですが,電子書籍化にあたり,「まとめとオマケとあとがきと」の章の文献に関する記述は2018年の情報で更新しました。
目次
第1章 経済学を知っていますか?
第2章 「スマート」に決める原則:ひとりの意思決定
第3章 駆け引きのなかで決める原則:ゲーム理論超入門
第4章 多数の意図が交差する場所:市場の成功と失敗
第5章 現実世界は霧のなか!?:不確実性と情報
第6章 サボりの誘惑に打ち勝つ:モラルハザードとインセンティブ設計
第7章 真実を引き出す:逆淘汰とインセンティブ設計
第8章 見えざる手は創れるか?:マーケット・デザイン
第9章 思惑の衝突を超えて:組織デザイン
まとめとオマケとあとがきと
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kusano
4
標準的なミクロの教科書で扱われる消費者行動,企業行動,均衡分析については最低限の分量に留めており,市場をいかに活用するかという点に主眼がおかれている.インセンティブ設計,マーケット・デザイン,組織の経済学といった現代的なトピックを比較的簡単に俯瞰することができるという意味ではたいへん貴重な本だと思った.2013/01/09
Kenta Kitamura
4
ざっくりと経済学がわかる一冊。完全にミクロ寄りでマクロの記述が少ないのが残念だけど、これなら経済学をもっと楽しく考えられると思う。中学生や高校生だけじゃなく大学生にもオススメしたい一冊です。特にゲーム理論の記述はとってもいいです!2012/05/31
Sanchai
3
読了を目指してひたすら読んだ。ちゃんと理解するにはもっとゆっくり読むべきだったと思うが。僕がミクロ経済学を習ったのは今から30年も前だから、たまにこういう本を読んで、30年前から何が変わったのか、確認しておくことは必要だと思う。2017/02/21
TH
3
式は使わず、文章で経済学を説明した本。ただ、内容は浅くなく、結構深く重要なことまで取り上げている。初心者だけでなく、ミクロマクロを一度勉強した人が読むといっそう得るものがありそうな気もする。2013/05/17
_sakadon_
3
ミクロ経済学およびゲーム理論に関してざっくりとしたイメージが手に入ります!例が豊富で身近、かつ話題がまとまっているのでわかりやすく、市場や組織内部の分析などについても興味がわく。目次を参照しながら読むと、さらに頭に入りやすい。2012/06/24