内容説明
神の花嫁になる前夜、乙女は見知らぬ騎士に捧げられた……。愛と微笑みの伝道師、リンゼイ・サンズが贈る中世ロマンス!
イングランド王の愛人だった母を亡くし、修道院で育てられたロザムンド。外界と切り離された静かな日々は、修道女となる前夜、突然終わりを迎える。父王が修道院を訪れ、今夜おまえは勇猛な騎士の花嫁になると宣告したのだ。しかも、会ったばかりの彼とすぐさま結婚を“完全なもの”にしなければならないと。意味もわからぬまま、気づけばロザムンドは誓いの言葉を口にしていた――荒々しくも繊細な顔立ち、歴戦の覇者にふさわしい鋼の肉体をした花婿アリックの隣で。その夜、夫は震えるロザムンドにそっと触れようとしたが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZU@ 《フィフティシェイズ・フォーエバー》
32
タイトルの修道院というワードにそそられて買った。最初は、失敗したかなって思ったけど、段々面白くなってきて、後半は止められなくなってた。面白かった(☆∀☆)2018/10/25
rokoroko
19
コロナで鬱々になったのでリンゼイなら笑えるだろうと購入。やはり笑えた。修道院で育てられた美しい王の娘が修道女になる寸前に花嫁になることになる。実の母が殺された謎など暗い面もあるけど気にならないくらいあっけらかんと続く。面白かった。2020/04/17
すっちゃん
11
⭐︎⭐︎⭐︎ リンゼイ・サンズらしいラブコメでした。前既読作品が、何となく後味悪い終わりだったので、安心して読了。ヒロインロザムンドが、王の娘の割には純粋で愛情深い。ヒーローアリックは、最初は渋々の結婚だったが、妻にメロメロになっていく様が可笑しい。安定の笑いと微笑ましさ。2019/01/14
しゅえ
8
おもしろかった!舞台は十二世紀のイングランド。ヘンリー二世の婚外子で修道院で育てられたロザムンドと、娘を案じる父親に一方的に花婿に選ばれてしまったアリック。ヘンリー二世より癇癪起こしてるんじゃないか疑惑のアリックを引きずり出す父と親友のキャラがナイスだった(笑)。序盤はアリックが好きになれなかったけれど、中盤反省してからは見直した。ロザムンドはとにかく可愛かった。他の方の感想を見ると著者のテンプレキャラ&展開らしいけど、初読みなので気にならず。ただし原題「ALWAYS」に対する邦題はいまいちだと思った。2020/01/07