内容説明
投資をするうえで真に大切な「投資の正しい考え方」とは何かについて徹底的に紹介。理解しやすくするために、歴史の事例を取り上げ、全30話であらゆる角度から解説。「自滅しないための防御がいかに大切か」を解説している。
目次
第1章 投資で勝ち抜くための基本原則(投資の基本原則;常に割に合う投資を行う ほか)
第2章 損切りを制する者は投資を制する(自分の得手・不得手を知る;今回だけ何とかなるは滅亡のはじまり ほか)
第3章 投資家として成功するためのステップ(失敗は成功の元;いろいろな方向から学ぶ ほか)
第4章 陥りやすい失敗を知る(あせりの弊害;決めつけをしてはいけない(相場に絶対はない) ほか)
第5章 攻撃をするときの正しい考え方(効率が最も良いと思われる場面でトレードを仕掛ける;局所的に考えるのではなく、総合的に考える ほか)
第6章 投資の神髄(最高峰の勝者の思考)
著者等紹介
上総介[カズサノスケ]
千葉県館山市出身。資産運用会社経営。7年間負けなし(年間損益)のプロ投資家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおたん
17
歴史から考察して、投資の勉強ができる一冊。テクニカル的な話というよりは、投資の心構えを知ることができると思います。また、歴史から学ぶことで、人間の心理の部分も理解しやすいと思います。かなり、投資に対してのメンタル面に役に立ちそうです。投資で失敗したり、損をした時などに読み返すことで、冷静さを取り戻せそうです。手元に置いておきたい投資勉強本です。◆防御力◆徳川家康は、人生の一連の行動こそ、投資の真髄が表れている。2022/01/05
烟々羅
15
株・投資の本としてはわたしの参考にはならなかったが、本業に活かす戦国のウンチク集として読めば面白い。企業の朝礼のネタを漁るのに良いかも。 投資の本として参考にならないのは、わたしがもっと基礎的な情報を集めている段階だから(書店も図書館もこの手の「いかに儲けるか」という本ばかりが並んでいて、基礎的な情報がいまだ満足いくほど入手できていない)、そしてデイトレーダとして収入のすべてをそこから得るとしたらなにを考えるかという切り口だから。本業の保険を求める一般人は別の切り口が必要 (購入01-14地元紀伊國屋書店2014/05/07
masabi
13
【概要】投資するうえでの心構えを歴史から学ぶ。【感想】歴史といっても経済史や金融史ではない。春秋戦国や日本の戦国時代を題材にした歴史の教訓から投資に活かそうとする。前者の経済史などを期待していたが、教訓自体は大事なものばかりだった。2019/09/11
たいけい
12
2023年11月30日(木)読了。四読。1日1章読むようにしている。1週間分纏めて読む事もある。投資に臨む姿勢・態度の基本的考え方を歴史上の出来事に例えて教えてくれている。30の教訓で引用されている孫子等の兵法書や三國志や平家物語等の戦記物・軍記物も読んでみたくなった。資金を守って投資に臨む事が何よりの基本であることを教えられる。地味で派手に目を引くものではないが、長く投資に関わっていこうと思うなら大切なことだ。資金を守れずに増やすことができる筈がない。今度は題名と正考を書き出しながら読んでみようと思う。2023/11/30
白い駄洒落王
12
投資の考えを、歴史になぞらえた著作。思考方法が色々と参考になった。2014/01/10