内容説明
意識を取り戻した時、普通の高校生・阿佐ヶ谷真は、なぜか宇宙戦艦のAIになっていた。当の戦艦は敵に包囲され僚艦もわずかという絶体絶命の大ピンチ。しかも艦長は儀礼的に乗艦していた皇族でお飾りの少女。AIとなった真は「人間」でもある自分の特性を活かし、生き残るため斬新な戦術を駆使して撤退を試みる――。「小説家になろう」発の作家が描く「まだ誰も見たことのない最強の撤退戦」がここに始まる――!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
15
普通の高校生だったはずが、意識を取り戻すと異世界の宇宙戦艦のAIになっていた。異世界転生ものは流行りなんて言葉を通り越しているいるぐらいの作品が出ていますが、この設定はユニークなものだな、と思います。圧倒的不利な状況の中でAIに転生してしまった阿佐ヶ谷真は、〝AI”では到底考えつかない、もしくは考えても実行に移さない行動を〝人間”である強みを生かし、ピンチを切り抜けていきます。他の方も書いていますが、タイトルに〝無双”とついているほどバシバシ敵を倒したりするわけでは無かったです。(続く2019/03/03
こも 零細企業営業
12
コレは面白い。 成り立ちはソフィーの世界を思い出した。 ピンチに次ぐピンチ。どうなるんだコレ?無事に撤退出来るのか?2019/05/03
すがはら
12
どうして高校生の人格をAIにしたんだろう?と考えつつ読み進めば、これぞSFの展開に「そう来たか!」となりました。軍師物ですが、なんせ主人公が戦艦のAIなので既視感ゼロって感じです。一応一段落らしいけれど全く助かった気がしない。すぐに2巻に進みます。2019/03/26
ささやか@ケチャップマン
7
ここ最近安売りで束買いしたラノベ電子書籍では一番好感度高かった。たぶん設定に厚みがあったからだと思う。2019/01/08
alleine05
7
面白かった。SFはあまり読まないけど、そんな自分でもなんとかついていけるぐらいの文章で楽しめた。こんなタイトルのわりにはあまり「無双」といった感じではありませんな。基本的には撤退戦だからボロボロ犠牲が出まくるし。そんなシビアな展開も好印象。また今回のラストで主人の来歴が明らかになるけどこういうことだったのかと驚かされた。2018/10/13